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 【9/11/2005】

 憤懣やるかたなく、鬱々とした日々を久しぶりに送ってしまいました。

 この4月、某社の新人研修を行いました。素直で元気な若者達であり、私の望むとおりのびのびと努力をし、期待どおりの成績を出せる若者集団でした。その中に、今回の彼女がいます。

 新人研修以来、ときたまお会いする集団の中に、彼女もいました。人目を引く容姿とかわいらしい性格は、確実に彼女への素晴らしい天賦の才です。同時に細かい気配りができ、その上努力家で、私としては応援したくなる若者の一人でした。その彼女から、先日相談のメールを受け取りました。なんと、こともあろうに、チームのリーダがセクハラをしているのだそうです。

 明るい文面であるものの、その裏に隠れた苦しさや悲しさが垣間見え、私としてはやるせない気分で一杯になってしまいました。上司が新人の部下にセクハラをする。それも無神経な行動と発言で、相手を追いつめる。しかも言語道断の「対価型セクハラ」であり、男として許せるものではありません。結局彼女はその苦しさから、会社を休むことにまでなってしまいました。

 私は無力です。セクハラを行っている上司を殴りに行くことも、その上司を解雇することもできません。私にできることは、自分の回りにハラスメントの被害を受ける人の相談にのることぐらいです。しかし苦しんでいる方を見捨てることはしませんし、私ができることであれば、精一杯の努力をします。もしまだたくさんの苦しんでいる方がいるのであれば、相談にはかならずのります。自分一人で苦しまず、必ずや連絡をお願いします。

 セクハラを行っている上司は、その無意識の無神経な行動や発言がどれだけ人を傷つけ、痛め、苦しめているかを知るべきです。不誠実な気持ちで女性を誘うのは礼儀でも何でもなく、単なるセクハラの言い訳に過ぎません。

 このホームページを御覧の皆さん、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、ジェンダーハラスメントなど、いかなる理由でもハラスメントを行ってはなりません。自分の無神経な行いがどれだけ多くの人を苦しめることになるか、常に考え、回りにハラスメントを行う人物がいるのであれば、それらを諫め、被害を受けている方を護ってあげてください。

 本当に、おねがいです!