前回のハラスメントの続きです。
残念なことに、いまだにくだんの彼女へのハラスメントは収まることなく、若い彼女を傷つけ続けています。無神経な言動は収まることなく、むしろ悪い予想通り報復の様相を少しずつ呈してきたようです。
ハラスメントにつながる言動をやめてもらうよう、彼女は上司に申し出ました。その場は簡単な謝罪があったものの、少し期間を空けるとやはり言動は繰り返されるようになったそうです。それどころか裏で陰湿なうわさ話をしている様子で、彼女の言動を揶揄するような発言も徐々に出だしたそうです。
セクハラホットラインやさらに上の上司に状況を訴えるか悩んでいますが、現在は踏ん切れていないようです。というのも彼女の同期の人間が上司と衝突した際、自分の意に沿わない部署に転属させられてしまい、結局新人のうちは何をいっても自分に不利になることしか行われないと感じてしまったようです。もちろんそれは事実ではないかも知れませんし、より深い配慮の結果かも知れません。もちろんその同期の人間が、社会のルールを無視した行動を行ったのかも知れません。しかし彼女自身の状況を変えさせることをためらわせる要因になったことは事実であり、それが私を切なくさせます。
企業である以上、潜在的能力よりも現在の成績を優先的に評価することは経営者として理解出来ます。若者の身勝手な主張だけでは、競争社会では生き残っていけないことも理解はしています。しかし一人の人間として、ヒトを傷つけ続けていることに気付きながら、さらに傷つけ続けるヒトがいることが私には許せないのです。
ジャイアンツの原監督は、笑われます。プロ野球というプロスポーツにおいて、選手・関係者・ファンに対して主張するのが「愛」ですから。しかし私は、その姿勢が好きです。仕事や職場、仲間を愛する気持ちがあるからこそ強くなれますし、戦えますから。仕事を愛し、職場を愛し、仲間を愛する。このどこに問題があり、何が恥ずかしいのでしょうか?むしろそんなビジネスの基本すら理解できない阿呆のほうが、私にずっと恥ずかしく見えます。
職場や仲間を毀損するような輩は、さっさとその職場から去ったらいい。仕事を愛せないのであれば、その仕事をさっさと辞めたらいい。その仕事を一緒に行っている仲間が愛せないなら、たった一人ですべてのことをやったらいい。愛せないのなら、それが必要がない環境を選べばいいし、それを理解してもらえる客とだけつきあったらいいのです。
重ねて皆さんにお願いします。皆さんは、こんな状況を決して作らないでください。また皆さんはその状況を知ったとき、常に積極的な行動をしてください。仲間を愛しているのなら、全力で仲間を助けてあげてください。この彼女は、皆さんの仲間で、皆さんのすぐそばにいるんですから。
彼女が一日も早く救われることを、非力な自分を恨みながら願っています。