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 【11/26/2005】

 近況報告です。

 精密検査の結果は予想通りであり、現在療養中です。継続的に薬は飲んでいるものの、油断をすると速攻で発作が起きますし、発作はなくとも常に体に違和感は感じている状態が続いています。ま、歳のせいでこんなもの、と考えれば気楽ですが、どんなに疲れていても酒に酔っていても、寝る前の薬を飲まないことに対する恐怖が強いことには驚きです。(それだけ発作の威力がすごい、と言うことなのでしょうかね...)ともあれ、薬さえ飲んでいれば当面なんとかなりそうなことだけが救いと言えば救いなのでしょうが....

 さて、新会社のほうですが、実はさまざまな思惑の下での政治戦に負けてしまい、仕切り直しの状況です。金儲けに狂った上場企業のなりふり構わぬ姿をみることができ、さらにこれほどまでに汚い政治戦を見られたことは収穫でしたが、それらに翻弄された半年はやはり無駄としかいいようがありません。
 簡単に言えば、新会社を立ち上げて100名程度の優秀なメンバをカネでかき集め、使うだけ使い切って数年後に全員切り捨てろ(会社を倒産 or 解散させる方法で)、というのが上場企業の考え方でありました。それでも全員が貴重な経験を得れるのだし、不優秀な奴はのたれ死んで当然だし、優秀な奴はそれなりに生き残っていくだろうし、俺たちとお前らは十分にカネが残るから何が問題だ、という理論を堂々と振り回す役員がいることはちょっと驚きでしたね。だいたいコンサルタントなんて目指す奴の末路はそんなもんだし、優秀な人材はサラリーマンになるはずだ、というものすごく偏った考えも垣間見れました。特にITの世界では、優秀なコンサルタントなど日本には一人もいない、というのがその方の考え方です。(こうなると、完全にその方のコンプレックスのように思えたのですが..) さらに上記の会社を数年継続させるために、お前らは血の小便を流して頑張れ、資本金を出してやるから俺らに仕事と顧客と利益をもってこい、だそうです。本当に、ある役員は我々の面前でこう宣わったのですわ。上場企業の取締役ってのは、世界で一番実力があって経済界では一番偉いようですね。

 こんな条件を飲むほど落ちぶれても老いぼれてもいないため、私自身は交渉決裂を選んでしまい、新会社への参加は取りやめることにしました。結果的に、上場企業との交渉は決裂したようで、合弁する構想が破綻してしまいました。仲間のうち数名は、それでも何とか歩み寄ろうと譲歩案をひねり出して交渉に臨んだのですが、私自身の強い姿勢が向こうに伝わってしまったようで、交渉決裂の結果となったようです。これまで頑張ってねばり強く交渉を続けてくれた仲間には、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。

 しかしこれで撃沈するほど安っぽい企画でもないため、もう少し体制を変えて再度チャレンジを開始します。したがって当面は人材募集を保留しますが、また何らかの形で皆様のご協力を仰がなければならないときがきっと来ますので、その際にはよろしくお願いいたします。ただしその時は、皆様との良好な協調関係と、半永久的で幸福な存続を前提とすることをお約束いたします。志ある者が日本を変える努力をすることに、何の引け目をも感じなくてすむ会社を作りますし、恥ずかしいぐらい理想主義で、専門的知識と能力を必死に駆使する会社を目指します。そして誰よりも高い報酬を得ることを、誰からも当然と思われるような会社を。くそったれの上場企業役員どもを震撼させ、我々との関係を後悔させるよう、これからも頑張ります。

 よろしく!