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  • 2007年3月20日

【T社 ITプロフェッショナル育成講座 最終回】

 本当に駆け足の講座、延べ3ヶ月なものの実際は2ヶ月間で実施された講座となりましたが、ご参加頂きました皆様、本当にご苦労様でした。期末の忙しい時期にもかかわらず、全員の方がなんとか時間をやりくりされてご参加頂いたため、めでたくも全員が講座終了を認定されました。本当にご苦労さまでした。また講座をご企画頂いたM様、ならびに運営にご助力頂いたH様、K様、本当に有り難うございましました。

 上流工程の仕事は、企業のIT化の展開とともに年々重要になっています。これまではビジネスの写し絵としてのITの構築が一般だったため、上流工程の業務は事実上コンサルティング会社の独壇場でした。しかしながら時代は変わり、ITは企業のあらゆる分野に、これまで以上に柔らかくかつ深く浸透しています。すべての業務はITをベースに実施されており、ITを前提としない業務はもはや考えられません。また情報システムのあり方も、従来のようなきちんとしたアーキテクチャの元しっかり機能を作り込むのではなく、日々変わる顧客のニーズをリアルタイムにとらえた変更を行う柔らかいシステムづくりが求められます。さらに新しい技術を利用した新しいビジネスモデルが常に追求されるため、新しい技術により早くより柔軟に対応する姿勢も本当に必要となります。

 このような状況は、皆様のようなSIerに莫大なチャンスをもたらします。従来のコンサルティング会社のやり方では、このような短期間かつ継続的なサービス提供が難しいことが理由に挙がります。また同時に、コンサルタントのITを軽視する考えや、逆に過度にIT化を論理的に進めようとする姿勢が、顧客のニーズと一致しないことも、皆様にとっての追い風となります。しかしながら、従来のSIer的考え方だけでも、これらのチャンスをとらえることは不可能です。そこにはITに関する知識と能力だけでなく、コンサルタントを凌駕するだけの発想と論理構築力、そしてなによりビジネスに関する知識と能力が必要となります。

 皆様は優秀です。しかし同時に、その優秀さを鍛錬する機会や方法に十分恵まれているとはいえません。だからこそ皆様の優秀さを無尽に発揮するために、絶え間ない努力が要求されます。今回の講座で学んださまざまなトレーニング方法を駆使し、地頭を鍛え続けて頂きたいと思います。

 また、その後の二次会にご参加頂きました皆様も、本当に有り難うございました。またこのような楽しい宴が設けられることを期待しております。

 それでは本当に皆様、ご苦労様でした。皆様のご活躍を、心からお祈りしております。