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  • 2007年5月23日

【NS社新人 ソリューション提案】

 3日間の短くも濃い講座でしたが、ご参加いただきました受講生の皆様、本当にご苦労さまでした。また講座をご企画いただいたM様、ならびに講座の運営をご支援いただきましたI様、本当に有り難うございました。

 限られた時間の中で大量の情報を提供しなければならず、また残った時間も120%の頭脳の回転を要求する講座であり、受講者の皆様にとってはあらゆる意味で非常にキツイ講座だったように思います。しかしながら優秀な皆様は、こちらの意図以上に努力をしていただきましたし、その分多くの気づきを得られたように思います。

 ただ一つ申し訳なかったのは、私自身予定調和の講座が嫌いなため、実戦同様の顧客を演じてしまったことです。他クラスでは、ケーススタディの趣旨に沿って必要な情報を継続的に提供したため、予定どおりの提案書が作成されたように聞いています。(いわゆる種明かしをしたようです。)またその作業は比較的順調かつ楽であり、各チームがそれなりの結果を出せたようです。しかしながら皆様は、矛盾する顧客の発言と混乱を誘発する講師の発言の狭間で苦しみましたし、困難と混乱の中で極限まで知的体力を使うことを強いられました。そのため、結果的にすべてを整理しきる時間を得ることができず、未完成によるモヤモヤ感と燃え残った何かを感じながら講座を終える結果になったと思われます。しかし私は、皆様のほうがより多くの成果を得たことを知っています。実戦の環境においては、今回以上に厳しくかつ緊張感の高い仕事を強いられます。今回得た経験は貴重なものですが、それは実戦の縮図そのものであり、それを立派にこなした皆様の確実なる実力につながることを私は信じています。

 皆様は優秀です。しかしながらその優秀さは、研き続けなければ確実に陰ります。今回限界まで頭脳を回せたことは、皆様の優秀さを示すと同時に、その知的体力をさらに向上させなければならないという事実を各自に自覚させたことと思います。自分の実力を過信することなく、されど過小評価することもなく正しく認識し、今後のために努力を始めていただきたいと思っております

 ということで、本当に最後まで頑張っていただき、ご苦労様でした。近いうちに皆様と、杯を傾けられる日が来ることを心から祈っております。