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  • 2008年6月13日

【J社 新人研修】

 5日間の長期にわたるサディスティックな講座でしたが、ご参加いただきました新人の皆様、本当にご苦労さまでした。 特に私のクラス受講者の皆様、本当に厳しい講座をお受けいただき有り難うございました。さらに講座をご担当いただいたS様、 O様をはじめとしました皆様、本当にありがとうございました。

 今回は正直、とまどいの連続でした。私のクラスの皆様は実践想定の講座を望まれたため、本番環境を意識したインタビューや講座進行としました。私の親心としては、そのプレッシャーの中で考えることの重要性と自分の無知を知り、それでもそれを抜け出ようとする強い精神力、ならびに圧倒的なアイディアが発揮されることを期待していました。しかし現実は混沌の中で時間を迎え、当初の意図と違い、皆様の混乱と恐怖心の方が強くなってしまったと思います。

 私もルーキーの時、クライアントの一人がやくざまがいの人であったため、ずいぶんと苦労しました。電話をとって怒鳴られるのは日常茶飯事、面前罵倒もごく普通でしたから、新人はその対応に当番まで決めたものです。当番の日は一日中胃の痛い思いをしましたし、電話をとるのが恐怖になった時期もありました。
 しかしながらその恐怖は、私を強くしました。怒鳴られる背景には、必ず理由があります。自分が恐れるのは表面的な威圧感ではなく、自分自身に隠れた弱さや仕事の手抜きがばれること、あるいは自分の気づかないミスを指摘されることだということに気づかされました。逆にその怖さに立ち向かう勇気が大切であることも知りました。自分のあり方を変えると、怖かったクライアントは実はものすごく仕事に誠実で、表現の問題はあるにせよ相手に対しても優しいことに気づきました。その方からほめられることのうれしさは他に比類ないものでしたし、一生懸命さに気づいてもらえただけでずいぶんとかわいがってもらえました。

 経験は、宝です。しかし何度も申し上げるとおり、経験と体験は似て非なるものです。遭遇した事実を元に再考し、来る事態に備え再現力を身につける。これぞまさに経験であり、体験と一線を画す秘訣です。今回の厳しいシチュエーションが皆様の経験につながることを心から祈っておりますし、その経験をバネに飛躍的に成長した皆様といつかお会いできることを、心から楽しみにしております。

 しかし今回は、最後まで想定外の講座でした。私のクラスの結果が、プロフェッショナルチョイスで準優勝、ビギナーズチョイスで優勝とは...正直、涙が出ました。みんな、本当にがんばった!それ以上の言葉は私には思い浮かびません。私の選択ではクラス内三位のチームが総合優勝ですので、おそらく他のチームであればそれ以上の結果だったと思います。皆様はこの結果を真摯に受け止め、ご自分の実力を正直ほめてください。皆様のポテンシャルは、すごいんだよ!!

 したがって総合優勝チームは胸を張って、私に連絡してください。お約束のご馳走をいたします。皆様には、その価値があります!!(だって総合優勝だぜ!)


 また講座修了後の飲み会に参加された方も、本当にご苦労さまでした。全員の方とお話ししたかったのですが、残念ながらそこまでは力を発揮できませんでした。お話しできなかった皆様は縁がないわけではなく、単なる巡り合わせの悪さがあっただけです。またの機会にお会いできること、楽しみにしております。

 ということで皆様、本当に5日間ご苦労さまでした。