【年末のご挨拶】
慌ただしく始まった今年でしたが、気がつけば慌ただしいままの年の瀬を迎えることになりました。今年さまざまなお仕事でご一緒させていただきました皆様、本当にいろいりとありがとうございました。また残念ながら今年はご一緒できなかった皆様も、来年はまたご一緒できることを心から願っております。
今年は経済の回復が実感できた一年であり、後半から仕事が動き出した実感がありました。年の前半は細かい仕事を拾うのが精一杯でしたが、後半になってさまざまな仕事が始まり、いろいろなチャレンジができました。中老を過ぎたこの身を考えると、新しいチャレンジは日々精神的・肉体的に辛くなっているのは事実ですが、それでもそのチャンスがいまだに提供されることに本当に感謝しています。とはいえ眼や脳の老化もかなり進んでおり、これまでの無尽の体力は望むべくもない現在、七転八倒してのチャレンジが多くなっているのは残念ながら事実になっています。
趣味の海潜亭運営ももう少し頑張りたかったのですが、これだけ実務が忙しいと熱川に赴くことすら難しい日々が続き、期待された方のご希望をかなえられていないのが現状です。たまりにたまった事務所整理すら十分でないまま、また新たな一年を迎えてしまうことは慚愧に堪えないのですが、それも仕方がないと思えるぐらいの年齢的なあきらめができるようになったのは、成長というべきか老化というべきかを悩むところではあります。
ともあれ、若い時に描いた引退時期はとうに過ぎてしまいましたし、自分のリタイアがうっすら脳裏をよぎりながらも、それ以上に遠いゴールがあることを日々感じています。「日本を変える！」という信念をもう一度磨き直し、よりよい未来のために少しでも努力を重ねながら明日を迎えようと思っております。たとえ小さな一歩であっても、後に続く多くの優秀な後進を導く轍になるのであれば、それは意味のあることと信じていますので。
ということで本当に皆様、一年間ありがとうございました。皆様にとって、来年が人生最良の一年であることを、心から願っております。 多謝。
小野村英敏(海潜三十郎)
