Onomura System Consulting Office       

osco top Book review
next

back

 

 

 

osco top

★書名をクリックすると、amazon.co.jpにリンクされます。購入される方はどうぞ。

ベスト・リーダーシップ物語 (10/9/2004) 

 フリップ・W・ハースト ダイヤモンド社 \1,500

 相変わらずの小説スタイルの書籍ですが、それなりの拾いものですのでご紹介を。ポストマネジメントとリードマネジメントに関する頭書きは面白かったものの、その後の展開はリーダシップという観点ではあまり描けていなく、それほど面白い本とは思いませんでした。しかし改めて読み直すと、コンサルティングの観点からは拾いものの書籍かも知れません。

 コストカッティングの問題点や競合との考え方、サプライチェーンの意味合いなど比較的明瞭な説明がなされていますし、戦略や計画の基本について簡単に知ることができます。工場が舞台であり、人物の設定があいまいなところが気になりますが、基本の教科書としてはいいできかもしれません。難しい戦略やビジネスゲームの本よりもずっとためになりますので、コンサルティング等に興味がある方はよいかもしれません。

 リーダシップというよりも、業務改善の入門書としてお勧めです。

 

LEAP! (8/31/2004) 

 スティーブ・ファーバー ディスカヴァー \1,440

 最近本当に、この出版社(ディスカヴァー)からはよい本が出ます。今回読んだのは”LEAP!”。究極のリーダシップである四つのワード、LOVE(愛)、ENERGY(エネルギー)、AUDACITY(大胆さ)、PROOF(立証)について、小説仕立てで教えてくれます。内容は至って平易であり、クリティカルチェーンやこの手の一連の書籍同様、非常にわかりやすく簡潔な小説といえます。

 私自身、この手の本から学べることの多さを、最近本当に痛感します。つまりもっともらしい説明をぐだぐだ述べるよりも、シンプルな真理を簡潔に伝えた方が、ずっと伝わりやすいことを。また行間を読ませる工夫から、さまざまなことを考え、その結果自分の考えや感情をもとに、さまざまな真理を理解出来るようになるようです。自分が知らず知らずに行ってきたことや、しなければならないのに出来ていないことを感じさせてくれるのは、やはり説教ではないようです。イヤァ、反省とともに本当に感心します。しかしこの著者、トム・ピータースの右腕だったみたいだし、肩書きが「副社長&オフィシャル・マウスピース」だから、かなり内容は信じられるかも....(感性はどっかの「ご隠居&海潜某」と変わらん気がする....会ってみたい..)

 マネジメントに悩んでいるあなた、ちょっと気恥ずかしいですがお勧めです!