面白い質問です。
まず過去には、大阪のまいどプロジェクトという形で、中小企業の技術力を集め人工衛星をつくろうというプロジェクトがありました。しかし現実は各中小企業の利害が衝突し、中途退会する企業がたくさん発生しました。また各種の自治体が、廃校などを利用してベンチャー企業を集約し、相互に協力する環境を用意するケースもあります。
しかしいずれの場合も、企業の利害関係の調整が難しいところが欠点です。完全に統合する方法もありますが、それは両者のメリットを最大限に生かせる場合のみであり、通常は主導権の問題や統合のメリット/デメリットの有利/不利の差が生じるため、実際の問題としては統合は難しいですね。
実はベンチャー企業が成長過程では仲良くても、ある程度の収益が上がると分裂するケースが多いのも創業者間の利害の問題であるケースが多いです。かくいう私も、何度これを体験したことか....