Onomura SCuba diving Office

 

Diving Message (6/22/2004update) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
  • 映画「海猿」を見て...

【6/22/2004】

 先日のことですが、評判の邦画「海猿」を見てきました。

 職業ダイバーが主人公の映画ですので、私自身も非常に興味がありました。マンガが原作となっているため、私自身映画の前に全12巻のマンガを読破したのち、時間をみつけて見てきました。マンガそのものがすごくよく描けていて、ストールーは秀逸です。マンガをベースに映画のオリジナルストーリーを練ってあるため、若干展開が早かった部分もあるものの、最近の邦画としては比較的楽しめる内容でした。(最近の邦画、結構面白いですけどね。往年の映画少年の時は、邦画はATG作品ぐらいしか見ませんでしたが、最近はDVD等でよく見ています。)エンドクレジット後に、続編を想像させる映像がついていましたが、映画館にはほとんど人が残っておらず、本当にもったいないなぁ..と思いましたが。

 ストーリーを紹介するのは映画雑誌に任せるとして、やはりダイバーらしく訓練と海洋シーンについて面白かった点、少し気になった点を申し上げましょう。

 まずは訓練風景ですが、よく描けていましたよね。立ち泳ぎ、ダイブマスター試験を思い出しました。私の所属しているPADIでも、ダイブマスター(プロダイバーの第一歩の資格です)取得時に、15分間の立ち泳ぎがあります。映画では15分立ち泳ぎをしていたようですが、我々は13分間水面に浮いていて、最後の2分間は両手首から上を水面に出さなければならない、といったものでした。しかしウェットスーツとフィンの着用は認められていなかったため、本当にきつかったです。映画では重りをもっていましたが、ウェットスーツで浮力がありますし、さらにフィンを使っていたので見かけよりは楽かもしれません。ま、いずれにせよ、辛い試験を思い出しました。

 あとは器材の水中脱着・交換もやらされました。私のように体のでかい人間は、バディのBCDのサイズが合わないため、結構脱着に苦労したのを覚えています。(うっ、腕が入らない...)

 一つのレギュレータによるバディブリージングもやらされました。しかし目隠しや障害物はなく、単純に長い距離を行うだけなのでそれほど難しいものではありません。もちろんバディとの呼吸が合わないと、苦しい思いをしますが.....

 【続きへ(海洋編)】