【C社 プロジェクトマネージャ育成講座フォロー編 最終回】
数回にわたって実施したケーススタディですが、残念ながら出席率の低下で十分な人数がそろわず、結局発表ができませんでした。これまで努力をいただいた皆様、本当に申し訳ありませんでした。
しかしそれ以上の実りのある講座でした。急変する顧客環境や業務環境によるさまざまな障壁をものともせず、よりよいプロジェクトを目指している皆様の苦闘と苦悩を垣間見ることができ、私にとってはとても参考になる1日でした。また皆様同士としても、各現場の様々なシチュエーションをしることができ、問題意識と状況の共有ができた1日だったかも知れません。
組織環境による閉塞感は、大きな企業ほど大きいものです。貴社の特殊性は事実ですが、しかしどこの組織にも閉塞感はあります。その閉塞感は誰かがはらしてくれるものではなく、皆様自身がはらすものです。たとえ全体的閉塞感はなくせなくても、皆様が管轄する組織の閉塞感をなくすことは可能です。たったそれだけのことでも、やがて全社の閉塞感がなくなります。自分には間に合わなくても、皆様の次の世代にはきっと素晴らしいプロジェクト環境が生まれるのです。自ら動ける、問題意識を持ったマネージャの皆様が共同することで、かならずそれは実現されますので、焦らず弛まず努力を続けて下さい。
皆様のおかげで、この数年私が暖めている新しいプロジェクトマネジメント構想、すなわち特殊部隊型組織とスクリーンビジネス型プロジェクトの考え方がよりブラッシュアップされました。皆様の貴重なご意見を加味し、いつの日かからなずこの構想を世に問いますので、その時をお楽しみに。
それでは、皆様のさらなるご活躍を祈って。