【O社 新人研修 最終回】
5日間連続のタフな講座となりましたが、受講者の皆様、最後まで本当にご苦労さまでした。また講座をご企画頂きましたS様、M様、K様、講座中を含めさまざまなご支援をいただき、本当に有り難うございました。今年は60名と、私のキャパシティを完全に超えたクラス編成でしたが、どうにかこうにか最終日を迎えることができました。皆様の元気さに支えられたところが非常に大きいですが、その元気さを微塵も失うことなく、現場で頑張って頂けることだけを切に祈っております。
私もかつてルーキーでした。将来への希望と不安を同時に持ちながら、来るべき阿修羅の日々を想像もせず毎日を送っていたのがこの時期でした。ただし皆様との違いは、学ぶべき方法も、学ぶ必要性をも気付いていたかった点にあります。自ら行動するのではなく、与えられないものに対し不平と不満をならべ、自らのほんの少しの自信に慢心していた自分がそこにはいました。
しかし皆様は、学ぶべき必要性と、学ぶ方法を知ったはずです。それは十分でないかもしれませんが、確実に一歩を踏み出せるだけでの技は確実に身につけました。この先、ひょっとするとまた刺激の少ない研修がつづくかもしれません。あるいは徐々についてくる技術知識の豊富さに、はやくも慢心が始まるのかもしれません。そこでさらなる一歩を忘れれば、皆様は「なれる自分」になってしまいます。呼吸をし、食事をし、睡眠をとって活動さえすれば、確実に「なれる自分」にはなれます。しかし「なりたい自分」は日々遠のき、いつしか「なれていない自分」に嘆息と呪詛を繰り返す日々に溺れてしまいます。
皆様の可能性は、皆様が決めます。その可能性を引き出すためには、まず一歩を踏み出すしかありません。ヒステリックな活動ではなく、確実な一歩が、なりたい自分に自分を近づけていきます。焦ることなく、さりとてさぼることなく一歩を踏み出し、さらなる一歩を踏み出す努力を続けて下さい。皆様の明日は、今日の皆様が作ることを決して忘れないで下さい。
いつの日か、学び続け元気と自信に溢れた皆様に再会出来ることを、心から楽しみにしております。
また打ち上げにお誘い頂きました皆様、本当に遅くまで有り難うございました。実は木曜日の日中より体調が悪く、金曜日の講座終了時点で38度ほどの熱がありました。酒でも飲めば体調が回復するかな、という期待もあったのですが、結局そのままテンションが上がるわけもなく早々に飲み会を退散する羽目となりました。せっかくお誘い頂いたので、いろいろな皆様と会話をしたかったのですが、このような結果となったことをお詫び申し上げます。
とはいえ皆様とのお付き合いは始まったばかりです。皆様に限らず、私から受講者の方や友人を誘うことはあり得ませんが、皆様からのお誘いは基本的にお断りすることはありません。今回杯を傾けられなかった皆様、また一度は話をしてみたいと思われる皆様、積極的にご連絡をお願いいたします。
それでは、皆様の無限のチャンスを信じて、船出を祝します。頑張れ!!