【N社 新人研修 最終回】
2週にわたる非常に長い講座となりましたが、ご参加いただきました皆様、本当にご苦労さまでした。講座をご企画いただいたK様、S様、また全体の運営をしていただいたO様、本当に有り難うございました。
限られた時間の中で、全クラス同質の講座を行う必要があったため、皆様にお伝えしたいことの半分もお伝え出来なかったように思います。本来であればこの時期に知るべきことをおろそかにすることは本意ではないのですが、制約下ではしかたのないことかもしれません。しかしその限られた時間を最大限工夫して皆様に必要なことをお伝えしたという自負はありますし、他のクラスよりもずっと濃い講座はできたと思っています。
結果を重視すること。これは何度もお教えしました。今回の件でもお分かりの通り、結果ですべてを判断するのが実際の社会です。結果があって初めて行為が評価されるのであり、その結果が満足ではない場合は、どのような行為も高い評価を受けることはありません。したがって皆様は、今回の結果を十分考察し、どうすればもっと高い結果を出せたのかを検討してみて下さい。
しかし今回の四位という結果は、皆様のせいではありません。評価と採点に立ち会ったのは初めてですが、評価のしかたに偏りがあることは事実であり、その意味で皆様は勝つことができなかったというのが私の評価です。つまり今回の4位の原因は講師である私にあり、皆様はまったく結果を恥じる必要はありません。私が考える採点基準においては、皆様は確実に一位であり、これはITA講師であれば理解はできると思われます。
今回の採点は形式主義をとっており、提案書の網羅性や常識的プレゼンテーションが重視されていました。つまり私が最も重視したアイディアはあまり評点として重くなく、結果として4位という成績を付けられました。逆に新人の皆様が選んだのは我々のプレゼンテーションであり、まさにアイディアが重視されたということです。
これからのビジネスは、アイディアが勝負です。見かけの正当性や網羅性が大切なのではなく、その根底に流れるアイディアや想いが重視されていきます。その意味で貴君らは、決して今後も負けることはありません。各自が自分を信じて、今後の精進をお願いしたいと思っています。
それでは、皆様のさらなる活躍をお祈り申し上げます。
【N社 新人研修 打ち上げ】