【O社 ITコンサルタント育成講座 最終回】
終わってみると本当にあっという間の10回でしたが、ご参加いただきました皆様、本当に有り難うございました。特に関西地区の方、このインフルエンザ騒ぎの中最終回を出席いただき、本当にご苦労さまでした。また講座をご企画/運営いただきましたM様も、本当に毎回有り難うございました。
1月に始まったこの講座ですが、この半年弱の日本の変化には絶句させられるものがありました。経済が本格的に低迷期に入ってしまっただけでなく、新型インフルエンザの流行まであり、日本経済のみならず世界が翻弄される結果となりました。こういった激変の状況はこれで収まるわけはなく、今後ますます激しくなることが予想されます。世紀末は乱世であり、新世紀は希望に満ちた時代であるというのが定説でしたが、21世紀の今はそういったことすらないのかも知れません。
もちろんその中で、IT業界もたくさんの影響を受けましたし、変化も生じています。飛ぶ鳥を落とす勢いであったSUNマイクロシステムズはオラクルに買収されましたし、日本のIT企業の受注低迷は本当に激しくなっています。しかし同時に、セカイカメラをはじめとした新しい技術やサービスが始まっており、今後それらを実際に使うシチュエーションが増えていくことは間違いありませんし、そのアイディアをすべての企業が望むこともそう遠くない未来の縮図といえるでしょう。
今回学んだことは、皆様にとって本当にヒント程度のことかもしれません。しかしそのちっぽけなヒントが、皆様を劇的に変えることを私は知っています。少なくとも皆様jは、我々の前に無限の可能性とチャンスが広がっていることは知っていただけたと思いますし、それを知っている皆様にはその存在すら気づかない多くのIT技術者との間に、想像以上に大きな溝があることもお分かりいただけると思います。
チャンスを生かしそれを手中に収めるのは、皆様の努力です。書籍のジャンケンでチャレンジしたあのフットワークの良さを生かし、あらゆるチャンスに手を伸ばしてください。そしてその過激な競争の中で多くの方が書籍を手に入れたように、そのチャンスに手を伸ばしさえすれば、やがては確実につかめるんだということを信じてください。やらない人間がやった人間の運をうらやむのは、それが単なる運と思っているからです。我々がつかめるチャンスは運によるモノではなく、皆様の努力によるものだということを、ぜひとも認識していただきたいと思っています。
ということで本当に10回の長きにわたりお付き合いいただきました皆様に、心から感謝を申し上げたいと思っています。皆様とお会いできないことが淋しいと思ったのは、私にとって久しぶりの感覚かも知れません。
本当に有り難うございました。