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  • 2009年6月3日

【DS社 新人研修】

  内容盛りだくさんの一日になってしまいましたが、ご参加いただきました今年度新人の皆様、本当にご苦労さまでした。また今回の企画を通していただきました、私の尊敬する古武士のようなK様、本当に有り難うございました。

  激変する日本の経済環境の中で、現在は本当に緊張感の高い時期です。その激動の時期に社会に飛びされた皆様は、まさに流れに負けないよう泳ぎ始めたところと思います。全員が大きな不安を持ちながら、ITという技で波にのまれないように頑張る。それがこの2ヶ月の皆様のソフトウェア開発演習の状況だったように思います。苦しいながらも手足を動かしている内に、やがてふわっと体が浮き、なんとかなるかもしれないという実感がまさに生まれ始める時期だったのでしょう。 その中で突然の私の話は、皆様を非常に戸惑わせ非常に混乱させる内容だったかも知れません。

 「いわれた通りきちんとやる」ことが大切と教わった皆様に対し、それはなれる自分になってしまう危険がある、といわれても、正直困惑されることは間違いなかったと思います。しかし私は、皆様のような若者に伝え続けます。「なれる自分」と「なりたい自分」は絶対に違うということを。

 戸惑いながらもこの2ヶ月で、少しずつ「なれる自分」になってきたことを皆様はお感じいただいたはずです。だからこそこのまま頑張るのではなく、なりたい自分を描いて頑張っていただきたいのです。ステレオタイプのビジネスパーソン像が通用したのは、20世紀までで終わっています。知的価値が社会を創造する今、皆様に要求されているのは皆様の優秀な頭脳を本当の意味で活用することです。誰かの役割を担うのではなく、皆様自身が自らの役割を作り出すことが、日本の閉塞的な状況を変えられることを私は知っています。だからこそ、「なりたい自分」を描き、今日から頑張って欲しいのです。

 自分の未来は、自分で作ります。歩いてきた道は自分の歴史ですが、これから歩く道を選ぶのも皆様の歴史を作る上で非常に大切になります。行きたいところにいける、なりたい自分になれる、これが自由であり、世界でも数少ない豊かで安全な国でのみ許された特権です。だからこそ、その特権を最大限に活用し、ぜひともなりたい自分になってください。私は、それが日本を変えることだと確信しています。

 ということで、本当に一日の濃い講座、ご参加いただきまして有り難うございました。皆様のご活躍を祈ると同時に、まばゆいばかりに元気で成長した皆様に再びお会いできることを楽しみにしております。