【O社 リスクマネジメント講座】
非常に駆け足となりましたが、講座に出席されました皆様、本当にご苦労さまでした。二日間でリスクマネジメントにかかわる知識を学び、さらに実際を模した環境で演習を行うのは大変だったと思います。
リスクマネジメントの神髄は、「やはらないよりまし」ということです。答えを探し出すとこれ以上きついテーマはありませんし、完全なリスク把握とコントロールは神様の領域になってしまいます。しかし何もしえないから何も行わないというのは危険ですし、何かが起こる可能性が高いのにそれを放置して被害を出すのは、やはり無能の産物となります。何も想像力を働かせず、何かが起こったときだけ八面六臂の働きをするといかにも有能にみえてしまいますが、これが一番危険であり、無能以外のなにものでもなくなります。
起きうることに想像を巡らし、起きない、最悪起きても最低限の被害に納め、起きないことの幸せをかみしめる。これが理想であり、これ以上の理想はありません。起きうることに目を背けず、しっかりその本質を見つめ、その対策を講じられるよう努力をしましょう。
ということで、本当にご苦労さまでした。皆様のご健闘をお祈りいたします。