【TS社 ITプロフェッショナル育成講座 最終回】
毎度駆け足かつサディスティックな講座となりましたが、ご参加いただきました皆様、本当に有り難うございました。リーマンショック後の大変な時期に10回の出席を確保することは本当に至難の業であったと思われましたが、ほとんどの方が最後までご参加いただきましたこと、嬉しく思っています。また講座を頻繁にご訪問いただき、有益なご指示をいただきましたK様、ならびに講座全体の運営をお願いいたしましたKM様、KT様、本当に有り難うございました。
下請型産業の終焉が叫ばれて久しいIT業界ですが、この数ヶ月で本当にその時代が終わる可能性が高くなっています。あり得ない変化は毎日起きていますし、それはプロジェクトに大きな影響を与えていることは、他ならぬプロである皆様自身が体感していることだと思います。これまでどおりやってもこの先はない。これが厳然たる事実であり、我々はこの瞬間からまさに荒涼たる荒野に歩き始める必要に迫られています。
一方で技術と社会の変化は急速に進んでおり、あり得ないという言葉そのものがあり得なくなっている昨今になっており、我々の前には無限の可能性が開けようとしています。夢物語であった3Dテレビが来年発売されるように、我々の想像以上に技術が進化し、それを利用したビジネスが日々始まっているのです。
このような変化において、我々が社会に貢献し、かつ我々自身が繁栄できるためのヒントは、上流工程にあります。いわれたとおりにいわれたことを実現する、というかつての我々のスタンスは、上流に登る過程で変えていかなければなりません。顧客は従順な下請ではなく、これからのビジネスのパートナーを真剣に探そうとしています。となると、顧客と同様の目線で、ITに関するプロフェッショナルサービスを提供する我々のような存在は、今後ますます重要になるのです。
皆様がこの10回で学んだことは、微々たるものかもしれません。しかしながらその微々たるものを大切に育てれば、確実に変革を起こせる優秀なプロフェッショナルとなれることは、私が保証します。同時にこの短期間で厳しい講座を見事乗り切り実力をつけた皆様は、今後の変化など、ゆったり対応できることも私は知っています。
ということで、本当にお忙しい中でご参加いただきました皆様に感謝すると同時に、皆様が一日も早く活躍されて、日本がまた再び輝ける国になることを期待しております。
有り難うございました!!
P.S. 10月から、アドバンス編が始まります。機会がございましたらご参加いただきたいと同時
に、その際に今回の講座の打ち上げを企画しましょう。幹事のI様、よろしくお願いいたしま
す!