Onomura System Consulting Office       

osco top


.
Special Thanks!

next

back

 

  • 2009年9月19日

【O社 コンサルティング基礎講座 最終回】

  短期間に8回という極めて集中した講座になりましたが、ご参加いただきました皆様、本当にご苦労さまでした。またお忙しい中講座全体のコーディネイトをきめ細かに行っていただきましたN様、T様、本当に有り難うございました。

 まさに激変のさなかで行われたこの講座、皆様には本当に負担の大きなものだったように思われます。毎回新しい知識や技法が提供されるだけでなく、たくさんの演習で頭を使わされ、そして最後には極短納期でケーススタディを仕上げなければならない。皆様のお忙しい業務の中で、本当に厳しい講座であったことは間違いありません。

 しかし今回は私自身にも、本当にキツイ講座となりました。ビジネス環境の激変とITの進化は、IT業界が下請型産業に留まることを許さなくなっています。大手のIT企業がプロジェクト中に契約を解除されるなど、これまでありえなかったことが普通に起き始めています。顧客は自分のいったことを忠実に実施してくれる下請企業は必要とせず、本当に自社に必要なパートナーだけを選択しようとしています。親子関係のある企業でも、戦略性のある子会社以外は売却や清算という選択がとられるようになっているのです。

 「生き残る!」これが今の我々に大切なキーワードです。しかしながらこれまでのように、外界の変化にひたすら姿勢を低くして生き残ることは、現実として日々難しくなっています。となれば、皆様自身が積極的に変革に立ち向かい、生き残っていく以外に選択肢はなくなっているのです。そこで必要となるのが、皆様の優秀な能力をもう一度目覚めさせること以外になく、その強い気持ちが今回の厳しい講座につながりました。私にとって毎回が、どうすれば皆様の意識を変え、これから戦っていける技術者としてのマインドを持たせられるかというチャレンジでしたし、限られた時間の中それを精一杯実行したつもりではいます。

 変革はこれまでの平穏さを奪います。しかし同時に変革は、多大なるチャンスをもたらします。今気づいた何かを一日も早く育て、そのチャンスに立ち向かえる技術者になっていただきたいと思いますし、それが真のコンサルタントであることを私は知っています。

 ということで、本当に皆様ご苦労様でした。またいつの日か、元気で笑顔の皆様に会えることを、心から楽しみにしております。