【C社 プロジェクトマネジメント講座】
10回の長きにわたる厳しい講座でしたが、ご参加いただきました皆様、ほんとうにありがとうございました。今回は2日連続×5回という変則日程であったためスケジューリングが大変だったと思いますが、それでも積極的にご参加いただいたことを心から御礼申し上げます。
プロジェクト環境は日々変化しており、既存のプロジェクトマネジメント知識だけではとうてい闘い得ない状況になっています。先達の経験が生かせないシチュエーションが増えても、予定の費用・品質・納期でプロジェクトを環境させなければならないという命題は厳然と存在し続けるのです。それどころか、予定の納期が短縮されることすら発生する現在、古文書に書かれた知識をなぞるだけでは、もはやマネジメントは成立し得ない状況ですらあります。
しかしそれが現実としても、我々は闘っていかなければなりません。できないことをムリに行うのではなく、現実的かつ堅実な手法を使って、日々をマネジメントせざるを得ないのです。変化が激しいからこそ古典的手法に頼るのではなく、その手法が生まれた根本を見直し、その精神を現代風にアレンジして闘っていくしかないのです。まさに温故知新の時代であり、ベースとしての知識を元に、大胆なアレンジで日々をこなすしか方法がないと思うのです。
今回皆さんは、プロジェクトマネジメントの現実と基本を知りました。しかし私は可能な限り基本を伝え、その辺かの中で以下に考えるかをお話しし続けてきたつもりです。今は役に立たなくても、その学んだ何かは必ずや皆様の将来の困難を乗り越えさせる武器になることを信じています。
ということで、ほんとうに皆様ありがとうございました。またいつか、実践の場でお会いできることを楽しみにしております。