【C社 大雑談会 (ITの未来とプロジェクトマネジメント)】
プロジェクトマネジメント講座の参加人数を増やす目的で、定員60名の募集で始まった講座ですが、ふたを開けてみるとなんと180名あまりの方にご参加いただく結果となりました。業務のお忙しい中ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。
私自身、せいぜい20〜30名集まる程度だろう、と思っていたのですが、予想に反して大人数の方が積極的にご参加いただきました。さらに驚いたのは、半分以上の方が私の講座を受講されていない方であり、どんな噂でお集まりいただいたのか本当に興味がわきます。部門によっては定員数を大幅に上回る応募もあったようであり、募集をかけた人材育成部門の方もこの状況にさすがに驚いていたようです。私自身も久しぶりに大人数を前にした講演であり、コンサルタント時代を思い出して完全に昔のプレゼンモードに入っていた自分がいたことが本当に面白く感じました。それでも皆様が飽きずにお時間を過ごしていただけたなら、頑張った甲斐はあったように思います。
時代の変革は止めようもなく、その変化の幅はいつも人間の予想を超えるものになってしまいます。既存市場で普遍のやり方というものはもろくも崩れ、今日の優位性が明日には足かせになる時代なのかもしれません。秋風の吹く経済は当面混迷するでしょうし、投資が極端に控えられている現在、ITにとって厳しすぎる環境は当面続いてしまうことが事実と思います。
それでも新しいITの種は芽吹きます。豊かな時代に蒔かれた種が、落葉と冬眠の時期を経て、芽吹こうとしているのです。寒風が吹き抜ける中でも春を待って花芽が膨らむように、蒔かれた種は今まさに芽吹こうとしているのです。
私は常に未来を信じています。それも今よりもずっと明るい未来を。荒廃と崩壊を望む人間がiいないように、豊穣で明るい未来はかならず作り出せるのです。しかしそれは待っていても訪れるものではなく、我々が作っていくものであることは忘れてはなりません。厳しい時代だからこそ目先に走らず、我々の武器であるITを駆使して、皆様で明るい未来を築こうではありませんか。私のつたないアイディアが、皆様を少しでもその気にさせられたのであれば、私もその未来づくりに参加できた実感を持つことができます。
皆様が得たものは、ほんのちっぽけな情報かもしれません。それでもそれを信じていただけるのであれば、確実に皆様の中でそれは種となり、やがて大きく成長し、その果実が皆様と皆様の仲間を豊かにすることを私は信じています。
ということで、本当に皆様、ご苦労様でした。立ち上がれ、IT技術者!!
