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  • 2005年11月25日

【NS社 高級SE育成講座上級編 最終回】

 長いようで短かった全5回の講座、参加者の皆様、本当にご苦労さまでした。非常に過酷な講座であるにもかかわらず、最後までご参加頂きました皆様に、心から感謝を申し上げたいと思っております。

 講座初日には、非常に戸惑われた皆様がいらっしゃったように、私自身も非常に戸惑ったことを覚えています。弊社営業の安直な企画を疑っていたものの、予想通り皆様のプロフィールと私の思惑がまったく異なっておりました。
 当初申し上げたとおり、この企画は基礎編のもとになりたっているものであり、上流工程に関する基礎的知識がない場合、過酷以外のなにものでもない講座になります。プロフェッショナルとしての基礎を備えた者に対し、実践をもしたトレーニング環境を提供するのがこの講座の趣旨だったため、それらのない大半の皆様にとって厳しいだけの講座だったと思います。もちろんこちらとしても最大限軌道修正を行ったつもりではありましたが、果たして結果は...という感じになってしまいました。本当に申し訳ありませんでした。

 しかし講座そのものは、皆様の努力によって毎回精度が上がり、最終のハードなケーススタディも予想外の水準で完成させて頂きました。正直皆様のポテンシャルの高さを思い知りましたし、毎度感じるように、「講師がタコでも受講者が優秀であれば講座は成立する」といった原則どおりになってしまいました。それでも皆様なりに得たものはあったはずですし、日常から考えると希有な経験であったとは思います。
 正直に申し上げれば、皆様が上流工程を戦うためには、まだまだ基礎力が不足しています。しかし皆様はご自分なりに、何が足らなくて、何をやらなければならないかはご理解されています。となれば、プロとして研鑽を続ければ、近い将来必ずや上流工程での戦いに参戦出来ることを私は知っています。努力無しに運だけで戦える世界ではない以上、努力をしたものだけが参戦出来ますし、その中で成績を残すことが可能です。となれば、是非今回をキッカケに、努力を始めて頂ければと思います。

 ともあれ皆様のご協力で、講座を無事終了出来ましたこと感謝しております。正直に申し上げれば、あの後有志の方と打ち上げに行きたかったところだったのですが、19時から所用があったため早々に退室させていただきました。本当に申し訳ありません。今後もときどき貴社を訪れる機会はありますので、是非ともお誘い頂けますと幸いに存じます。

 それでは、皆様のご検討とご活躍をお祈りいたします!