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Weekly report
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 December Second week

 12月第二週目のWeekly reportです。いよいよ師走も半ばとなり、私も年内業務終了に向けてラストスパートです。

 例年よりも暖冬だったせいか、それともこちらの年齢が上がったせいか、今年は特に実感のないままに12月となっています。街のイルミネーションがクリスマス仕様になったことで12月を意識しますが、気候といい仕事の進み具合といい、あまり今年は実感がありません。年々断り続けたおかげで、なんと今年の忘年会は自社の一回のみ!そのせいか、本当に気楽な12月です。

 12月といえばクリスマス。最近はマンションを問わず個人宅を電飾で飾り付けることがブームになっているようです。私の近所にも2〜3件、建物を含めた壮大な電飾クリスマスアートを作っているとことがあります。昨日歩いた厚木の街では、マンションの自宅の内外にも飾り付けをしているところが数件ありました。目に華やかで風情はあるのですが、やはりおじさん、気になるのは電気代です。一説によると自家用の60アンペアぐらいでは電力が足らず、隣近所のコンセントを借りている家もあるそうですし、月間十数万円の電気代を払っているケースさえあるそうです。もちろん個人の財布の中身をとやかく言う筋合いはないことは重々承知しているのですが、エコロジーの観点からは、多少疑問が湧きます。電飾のそばのガソリンスタンドでは1リットル158円、なんて表示があるにもかかわらず、片や電力の大量消費、というのはなにか皮肉を感じてしまうのです。

 もちろん「だから環境負荷の高い電飾をやめるべき!」、なんて下らないことを論じるつもりは、まったくありません。むしろこういった華やかな照明が殺伐とした世の中を明るくし、人の心に安らぎを与えるのであれば、それはそれで非常に意味のあることとも思うのです。となると私が考えるのは、「環境に優しく、人々に意味のある電飾を実現できないのか」ということなのです。
 日中電飾をつける家庭はないでしょうし、つけたところであまり映えるものではないでしょう。であれば、日中の太陽光や太陽熱で蓄電し、夜にそれを利用できる簡単な方法を電飾と一緒に提供する。こういった方法が考えられないのか、ということなのです。他方、電飾の多い家のそばの外灯は、照明の意味を失うと同時に電飾の効果をさげるはずです。となると、それらを自治体が消灯し、その分幾ばくかの税務軽減を当該家庭に提供するなどして、街全体として治安と安らぎ、そしてエコロジーを両立させる方法を考えられないのかと思うのです。

 サンマイクロシステムズは、先日コンテナ型のデータセンターを発表しました。トラックや列車で運ぶコンテナにサーバと空調装置を備え、敷設後回線と電気さえつなげば稼働できるそうです。現に、どこかの廃坑で複数台による実験を始めたとも聞いております。廃坑であれば温度は一定のため空調負荷が低くでき、さらに建設コストの低減や環境負荷を極力軽減できる。このように経済的にも、環境的にも、そして利便性の観点でもすべてを両立させるアイディア、というのは必ずあると思うのです。となると、たとえばコンテナ型太陽光発電装置をリースし、電飾を提供する家庭で共用するような考え方はあってもいいと思います。さらにそれらを自治体が提供することで、シーズンオフは街の外灯や監視措置、各種センサーの電力を供給するようにし、余剰分は災害対策用やバックアップ用として保管するだけでなく、シーズン中は個人宅に貸し出す、すると行った柔らかい考え方をできないものなのだろうか、と考える昨今です。

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 今週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。

 ・大手ゼネコン、施工ミス相次ぐ 人手不足が遠因か
 ・「白い恋人」売り切れ続出
 ・イーベイと提携 外に出るヤフー
 ・使い勝手 リモコンが決め手
 ・ホームIT 戸建て展開 東芝CM、マンションで実績
 ・TVリサイクルに難題
 ・光ファイバー回線の貸し出し 「小分け」議論 平行線
 ・プロ感覚光るNIKON首位
 ・エディ巣立ちの試練 "育ての親”全日空、スイカと提携
 ・トヨタ「パートナーロボ」公表

 さて来週は、どんな一週間なのでしょうか。