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Weekly report
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 January Second week

 1月第二週目のWeekly reportです。

 先週は正月休みであり、レポートはお休みさせていただきました。今年の正月は酒&寝正月を決めていたのですが、二日の箱根神社初詣の後から家内と長女が風邪でダウン。結局雑煮も含めて五日過ぎまで家事に追われていました。年の初めから、これだけ完璧に家事を行ったのは初めてです。

 といいつつも家事の合間に、昨年末購入したPS3とWiiをやってみました。PS3の画面の綺麗さはさすがとしか言いようがなく、その動きのスムーズさにも驚かされました。ネットワークとの親和性も高く、やはり次世代という印象がきちんとしました。しかしそれ以上に可能性を感じたのが、Wii Fitでした。このゲームを超えたゲーム機は、これからのシステムのインターフェースのあり方を示してくれた気がします。

 ご存じのようにWii Fitは、センサーを埋めたバランスボードを利用したゲームとなります。身体の重心といったバランスを測定する機能だけでなく、そのバランスを利用したゲームやフィットネスを提供するのがこのゲームです。

 もともとWiiは、加速度センサーを内蔵したコントローラを利用して、人間の身体感覚を生かしたゲームを提供しました。手を振ったり早く動かすといった動作が画面の中で再現され、ボタンやスイッチといったインタフェースではないアナログ型のインタフェースを採用したことが、このゲームの特徴といえるでしょう。今回のWii Fitはこのコントローラ機能をさらに進化させ、身体全体を利用するゲームを提供しています。これまでのスイッチ型のフットボードではなく、センサーを利用した点が画期的であり、その違いは利用してみるとすぐ理解できます。

 私のトレーナーは、常に体のバランスを意識するように忠告をしてくれます。左右のバランスの狂いが体にさまざまなひずみをもたらし、そのひずみが筋肉の緊張をよび、最終的にはこりや痛みにつながるそうです。しかし自分自身でバランスを確認することは容易ではありませんし、ずれを確認できたところでそれを戻すための方法がわかりません。しかしWii Fitをつかえばそのバランスをはかるだけでなく、バランスを整え筋肉を鍛えるエクササイズを提供してくれるのです。またその動作をセンサーがきめ細かに把握するため、画面の中のトレーナーがあたかも現実に存在して私の動作をみているかのように助言をしてくれますし、さぼったことをしっかり指摘もしてくれます。そのため知らず知らずに本気で体を動かしてしまう、これがWii Fitです。これであれば老人が歩行するなどの軽トレーニングも可能になりますし、双方向性があることから老人も自分のペースで疑問なく体作りも可能なように思います。

 私はこのインタフェースの方法が、極めてユニークで面白いと思うのです。ゲームという特殊空間に入らずに、実際の世界とゲームの世界がつながる。今までのゲームはゲームの中で遊びましたが、Wii Fitははじめて、リアル環境での遊びとゲームを一体化したように感じるのです。そのため、今後のビジネスアプリケーションのみならず、あらゆる部分での活用が想像され、私には非常に興味深く面白く感じるのでしょう。今後少しずつこういった新しいインターフェースのあり方を考えていきたいと思います。

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 今週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。

 ・IT機器 消費電力激増防げ
 ・デサント 運動量、効果的管理
 ・慢心したかKDDI 携帯純増数3位転落
 ・異色の車販促 "個性派"担う 光岡の高級スポーツ車「オロチ」
 ・ボルトで自動補強 土江建材が開発木造住宅がたつき防止
 ・会話音声から議事録作成 デジタルテクノがソフト
 ・iフォン流画面操作法 「タッチ式」押さえろ
 ・JFEスチール スラグでサンゴ礁再生

 さて来週は、どんな一週間なのでしょうか。