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Weekly report
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 December Fourth week

 12月第4週目のWeekly reportです。

 先週はホームページ更新をお休みしてしまいました。本当は23日の祭日に更新予定だったのですが、予想外に片付けに時間がかかってしまい更新をさぼってしまいました。

 実は14日より早めの休暇を取得し、恒例のダイビングツアーに出ておりました。経済不況の折から悩んだことは事実なのですが、来年は少し忙しいので3月の休暇が取れそうもないことと自分の精神状態の方が大切、ということで出かけることにしました。

 実はパラオは4年ぶりの訪問でした。4年ほど前は何回かパラオに出かけていたのですが、その後いろいろな理由で足が遠のいてしまっていました。一番の問題はやはりトランジット(乗り継ぎ)です。シーズンに数便日航の直行便は出てはいるのですが、期間の制約等が多くなかなか選べません。仕方がないのでグアム乗り継ぎのコンチネンタル航空を利用するのですが、パラオ行きの便が変な時間にしかなく、いつもグアムで待たされることが欠点のため行くのを逡巡してしまいます。今回も悩んではいたのですが、それでも夫婦ともに記念ダイビングだったため、魚影の濃いパラオに向かうことにしました。

 久々にパラオに降り立ち一番驚いたのは、パラオの活気です。10月に訪れたサイパンとはまったく異なり、待ち全体に非常に活気があります。昔はサイパンを3倍ぐらい田舎にした町だったのですが、交通インフラを含め非常に発展しており、待ち全体の活気をすごく感じました。折しもクリスマスシーズンであり、町中のクリスマスイルミネーションは、サイパンの数倍という感じでしたし、車の数も4年前の倍は走っている感じでした。(ただし走っている車は、見事に日本の中古車ばかりです。)
 同時にレストランでも、今までと違う風景を見ました。従来のパラオは、日本人観光客と欧米の観光客が中心であり、その他の国からは1割以下の人数しか訪れておりませんでした。しかしこの4年の間に、韓国と台湾からパラオ直行便が設定されたようであり、両国の観光客で半数以上を占める状況に変わったようです。その背景に、日航ホテルと提携した台湾資本が、パラオロイヤルリゾートという大型リゾートをつくったことなどが上げられるようです。従来倉庫街であったこの地区に建設されたこのホテルは、非常に素晴らしいリゾートを作り上げましたし、そのサービスも非常に充実しています。

 パラオはその他の南国と同様、基本的に観光しか産業がありません。しかし破綻したサイパンとは異なり、きちんとした観光立国を目指しているようであり、その努力がこの活気と結びついたようです。現にパラオではさまざまな醸造技術を確立したようであり、本格的なタロイモ焼酎や、その他のリキュール、ワインなどが生産されておりました。もちろん従来からあるレッドルースターという地ビールの展開も積極的であり、非常に安価においしい地ビールが飲めるのは魅力です。
 また観光資源を大切にするため、魚種や地域を決めた禁漁を行っているようですし、海洋のコントロールも適切です。したがってダイバーは世界でも有数の魚影の濃さを体験できますし、そのポイントの多さも相まって非常に魅力的なダイビングスポットとなっています。
 さらに日本人にとって嬉しいのは、パラオの食事です。パラオはもともと未開の国でしたが、日本によって文明をもたらされた経緯があるようです。したがって基本的に食材や調味方法が、日本に似ています。 町中のレストランで刺身や煮魚・蒸魚が提供されますし、日本の居酒屋も非常にたくさんあります。

 破綻したサイパンと、成長著しいパラオ。この似通った性質の国を比較することで、経済的問題を解決する一つのヒントがあるように思えてなりません。

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 先週と今週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。

・三菱UFJ銀のシステム統合完了 IBM、特需後の芽探る 中小企業向け営業強化
・世界ラリー選手権 スズキ、参戦休止 来年から、開発費見直し
・富士重もWRC撤退 販売急減で終了決断
・JRバス関東 首都圏の高速バス増便 高齢者運賃 割引を検討
・新顔グリー「ミクシィ越え」 SNS運営、時価総額1070億円
・インドITサティヤム 巨額買収一夜で撤回 会長一族出資不動産2社
・在庫情報、全社で即時共有 ファルテック 業務システム刷新 年一億の費用圧縮
・新型飛行艇 量産期が初飛行 新明和工業、防衛省向け
・「マックワールド」撤退 憶測乱舞 アップル目玉製品欠く? ジョブス氏体調にも注目
・野村総研、営業領域を拡大 証券以外伸ばす 業界別に基盤提供
・シモジマ、在庫を常時把握 10年メドシステム刷新 受注情報も共有−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・不況を木にERP拡販 コスト削減需要見込む
・北京のIT集積地に拠点 中国データセンター事業強化 ターボリナックス日経から受注
・サッポロ、飲食店コンサル 社内VB第一弾 来月に新会社
・拠点拡大から利益重視に パーク24 新規好立地に絞り三割減
・クリーンな街 企業が先導 自然の力で"冷暖房" 交通監視で渋滞予防
・パイオニアのIT資産管理 検疫システムと連動
・トヨタ不覚 底なし不況 戦後初の営業赤字 創造超えた急降下
・船井電、厳冬期の販売攻勢 フィリップスの北米AV事業取得 高いブランド力手中に
・備蓄品・連絡網構築を支援 新型インフル対策 大塚商会、中小などに
・エレベータ AEDを搭載 日本オーチス 各階に呼び出しボタン
・核はフィリピン技術者 コマツの新興国開拓 高い適用と英語力魅力
・起死回生へ 「投げ売り」策 厳冬マンション市場 健在資材下落/ローン現在来年拡大
・タッチパネル 期待の星 携帯・PC向け 景気後退下で部材好調
・情報サービスにも不況の波 中堅中小厳しさ増す 生き残りへ再編も
・カプセル玩具ベトナム生産 タカラトミー 中国から一部移管 人件費抑えコスト削減
・Wiiで「お茶の間」争奪 任天堂、映像配信に進出 3度目挑戦、家族に的

 さて来年は、どんな一年なのでしょうか。