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Weekly report
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 July Second week

 7月第2週目のWeekly reportです。

 先週は皆様に先駆けて、石垣島で休暇を取っておりました。ちょうど梅雨明けをした当日に石垣に入ったため、快晴かつ快適な日々を過ごすことができました。

 昨年訪れたときは、地球温暖化の影響で海水温が高く、さらにその影響で大量発生したオニヒトデのためにサンゴの白化が進み、海そのものが相当に傷んでおりました。しかし地元のダイビングショップの努力により、今年はオニヒトデの駆除が昨年以上に積極的に行われたため、今年はほとんどその姿を見ずに済みましたし、サンゴの白化も目立ちませんでした。もちろんサンゴが回復した以上にサンゴそのものが死滅してしまい、その後に藻がついたせいで目立たないということもありますが、それでも地元のダイビングショップの努力が実っていることは嬉しく思えました。
 今年はオニヒトデ退治の新兵器も登場し、駆除そのものの効率が上がったことも好影響につながったのは間違いありません。新兵器とは、なんとハンマー。昨年までは金属の棒でオニヒトデを一生懸命裂いていたのですが、今年からは本体をたたきつぶすため、本当にカンタンに駆除できるようになりました。

 ただしこれまでほぼ100%の確率で見られたマンタも、今年は遭遇できる確率がすごく下がるなど、海洋環境の変化は間違いなく進んでいます。我々が地球温暖化の努力することで、こういった影響が少しでも少なくなることを願っていますが、なかなかその変化を知ることができない多くの人にとって、それは難しいことであるのは事実です。CO2だけにとらわれることなく、地球環境を守るために我々になにができるのか、本当に考えなければならない時期に来ていることを真剣に考えさせられました。

 石垣島の経済は、やはり新型インフルエンザの影響を相当に受けたようです。町の繁華街も「貸店舗」の表示が目立ちましたし、人の姿も少なく思われました。しかし2年後には新空港が開港する予定のため、地元の投資熱は高いようです。その結果として住宅事情が厳しく、東京近郊なみの賃料がかかるが現状のようです。(市内付近で、2Kで最低6万円ぐらいです) 近年中止されていた台湾の定期観光船が二ヶ月ほど前から立ち寄るようになったため多少経済を下支えしているようですが、それでも経済そのものが活性化するまでに時間はかかりそうです 。さらに新空港ができても自然以外に観光資源はないため、思ったより経済活性効果は長続きしないように思われますので、今後も楽観はできない状況です。

 その後訪れた那覇は、それなりに活況のように感じました。それでも店の入れ替わりは相変わらず激しいですし、公設市場より外れるとやはり空き店舗の数は多くなります。コザも訪れてみましたが、週末にもかかわらずほぼゴーストタウンでしたので、やはり経済そのものの停滞は激しいようです。地方経済の衰退は日本経済の縮図でしょうから、永田町が内輪もめに労力を費やすことをやめ、本気で経済対策をきちんと講じる必要性を感じさせられました。過去のサースや新型インフルエンザなど、観光に依存している地方の経済は突発的リスクの顕在化に弱いため、観光に依存しない地方経済のあり方も本気で考える必要があるのは間違いありません。NGNで世界はより近くなるのですから、日本を地方と首都圏に別けることなく、各県の地力を活かした全国一体の日本経済を作り上げるコンセプトを描く必要があると痛感するのは、私だけなのでしょうか。

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 先週は休暇のため、日経産業新聞を読んでおりません。来週まとめて掲載します。申し訳ありません。

 今週は、どんな一週間なのでしょうか。