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Weekly report
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 Decmber Fifth week

 先週は早めの休暇を取っていたため、更新が遅れましたことをお詫び申し上げます。

 さて、今年も暮れを迎え、一年の総括の時期になりました。思い返せばたくさんのことを行ってきた気もしますが、反面私自身は何も実を結ばずに一年を終えてしまった感もあります。

 私にとって今年は、ある意味試練の年でした。肉体の変化に戸惑う中、さまざまな不具合が肉体で発見され、その診断と治療に明け暮れた一年でもあったような気がします。無理をしてきた「つけ」と、加齢による不具合が、ここまで自分自身を戸惑わせ苦しませるのかを感じた一年でもありました。昨年「変化球」の投げ方をつかんだ気もしましたが、まだまだ速球で勝負する自分がいたり、それでも変化球の重要性を感じたり...という迷いの多い一年でもあった気がします。

 テクノロジ的には3D元年でもあり、iPadを中心としたスレートPCの実力を感じる一年にもなりました。私自身が「アップル万歳」といわれてしまうように、iPadの提供する操作性やさまざまな作業との親和性にはただただ感心しました。さらにiPhone4やiPod Classicも購入していろいろな操作を行ってみましたが、さまざまな機能を目的を持って提供している企業姿勢とアイディアには本当に舌を巻きました。もちろんこれらを追撃すべく各社がアンドロイドベースのスマートフォンやスレートPCを発売し始めましたし、シャープのガラパゴスやSONYのReaderのような電子ブックも多く発売され初めています。もちろんそれらをプラットフォームとした電子書籍の配信も年末から本格的に始まり、来年はいよいよ本格的な普及と展開が期待されています。どこが主導権を握り、どうやってビジネスとして成功させるか、本当に興味の尽きない時代になったといえます。

 また今年は、トヨタのリコール問題もありました。感性品質という未定義の品質に関する問題が起きてしまったことは私にとって衝撃でしたし、それに対してまだまだIT業界は備えが十分でないことも痛感した一年でした。プロジェクトマネジメント的に考えると、正義があれば情報漏洩は許される、という危うい時代の始まりも意味しましたし、プロジェクトマネージャには悩みにつきない状況が始まったのかもしれません。「労働の平準化」の流れが本格的になったのも今年は痛感しましたし、IT投資の質を変える「クラウド」も実践的な展開を向かえています。これまでの基幹系システムのあり方を見直す時期が迫っていますし、その波に日本のIT企業が乗れるかは非常に難しい状況になってきています。

 これ以外にもさまざまな出来事がありましたが、私自身最終的に感じたのは、やはり激変は続いているということでした。世界そのものが大きな変化に向けた胎動を始めており、それがいつ落ち着きを見せるか、私には想像がつきません。経済やテクノロジだけでなく、国家という概念が「ネット市民」によって検討され始めた記念すべき一年と考えることもできますし、多くの争いを生むのか、それとも究極の平和に向けた第一歩なのかは、今後の展開を見据える必要がありそうです。もちろん私は、それでも人間の善意を信じますし、大きなうねりの中で人間がよりよい世界を考え、一人一人が努力を始めてくれると確信しています。当然のことながら私自身も、この先の新しい世界に向けた努力を精一杯したいと思っていますし、命が続く限り辻説法を続け、多くの人に明るい未来を信じて努力を初めていただけるよう頑張ります。このページを読んでいただいている皆様も、今一度ご自分のスタンスとポジションを確認し、明日に向けてどのような努力を始めるかお考えいただけると、私自身非常に幸せを感じることができます。

 小野村システムコンサルティング事務所、ならびに(株)ITアシスト社は、今年以上の来年を目指して頑張り続けます。そのため、これまで以上の皆様の温かいご支援とご協力を、心から期待したいと思います。本当に今年一年間の皆様のご厚情に心から感謝いたしますと同時に、来年はよりよい年になり、皆様にご多幸が訪れることを心からお祈りします。

 それでは今年は、本当にありがとうございました。皆様もよいお年をお迎えください。

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 先週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。

・休暇のため、新聞をチェックしておりません。暫時更新いたします。

 今週は、どんな一週間なのでしょうか。