またまた新たな台風が到来する、9月の第四週です。台風15号の影響で甚大なる被害を受けた千葉の方々にとってこれ以上恨めしいことはありませんが、台風17号が大きな被害が残さないことを心から願いたいと思います。
さて先日のこと米海軍が、UFO(未確認飛行物体)の存在を認める発表をしたようです。とはいえ米各軍はUFOとは呼ばず、UAP(Unidentified
aerial
phenomena:未確認航空現象)と呼んでいるようですが、実際は我々が知っているUFOそのものです。4月ならばお約束の、と思いますが、米国のメディアもこの記事を掲載しているところを見ると、本当のことのようです。
これまで米国の軍隊では、さまざまな形のUAPを発見しその記録を取ってきました。有名な記録はGimbalと呼ばれるUAPであり、高速飛行中に地球上のテクノロジでは成しえない機体の回旋を行います。地球上のテクノロジでこの回旋を行うと直線でなく曲線飛行になったり高度が変わったりするはずですが、この飛行物体は軌道をかえることなく姿勢変更を行っているため地球上のテクノロジではない可能性が指摘されています。
またGo Fastと呼ばれるUAPは、2015年に米海軍のFA−18
スーパーホーネットという戦闘攻撃機がとらえた映像であり、海上をマッハ3で飛行する物体を赤外線追跡機で記録しています。最初はスピードが速すぎて捕捉できませんでしたが、何度かトライする内に捕捉に成功し海上を高速で移動する物体を確実に記録しました。
従来の米海軍は、こういった映像の存在を認めませんでした。これを認めることは地球上にあり得ない現象を認めることになりますし、地球上の技術や法則を前提とするとこれらの映像はパイロットが正気を失いあり得ないものを見ていることになるからです。しかし現実にそれらが存在しないのならば、これらの映像やパイロットの報告は虚偽や精神異常による錯誤になってしまうため、パイロットの名誉を守るために存在を認める決定に至ったようです。むしろこういった物体の報告を積極的に収集し、その存在と技術を分析することのほうが戦術的に意味があると考えたのは実効性の高い判断といえると思います。
数年前に私も、一回だけUAPと思われる物体を見たことがあります。夕刻愛犬と一緒に海潜亭の近所を散歩していたとき、南の夕焼けの空に明るい一点の光が止まって見えました。伊豆半島はジェット機の航路のため飛行するジェット機が夕陽に照らされて光っていると思ったのですが、急に右方向に移動し一瞬で消えてしまいました。光の加減で消えるのは理解出来るのですが、その前の急に移動する飛行がどうにも説明が付かず、目の錯覚ではないかとしばらく光の点を探したことがあります。
しかし米海軍がこういった存在を認めることは、それらが存在する前提になってしまいます。となると次は、それはどこからきた何なのか、という疑問について本格的に分析し考える必要が生じたことを意味します。存在しないのなら存在の憶測を行えば良いだけですが、存在する以上それはなにか、という疑問を解決しなければなりません。その飛行中の姿は世界中で多く目撃されていますが、停止している、あるいは停止状態に近い姿で具体的にその物体を目撃した、あるいは記録した映像はまだ存在しません。存在するのにその記録が取れないのは何故か、逆に停止状態でそれらを記録するためにはどのような技術が必要となるかを積極的に考える必要が生じたようです。
さらにそれらの具体的な記録が取られた場合、次にそれは誰がどのような技術を使って作成したものかをあきらかにしなければなりません。可能性としてはどこかの国が独自に開発しているテクノロジーかもしれませんし、大方の予測通り地球外から飛来したものかもしれません。私としては地球から発進していると信じたい気持ちがありますし、未来から飛来しているとすればこれほど面白いものはないように思います。今後は優秀な研究者がさまざまなアプローチでその存在を立証していくでしょうし、その具体的な姿と出自、目的が徐々に明確になっていくかもしれません。
しかし同時に存在するものとすると、どこかの国が独占的に利用できないよう方法を考えなければならなくなったことも意味します。地球外の技術で高い攻撃能力を持つとすると、どこかの国が独占的に利用すれば地球を征服することを意味してしまいます。絶対的に放映できない強大な力は、非常に危険といえます。となると我々は、科学的な分析だけでなく政治的な判断も行っていかなければなりません。
今回の米海軍の見解は、我々の常識に大きな一石を投じました。その波紋を正しく理解し、我々は明日に向けた具体的な活動を行う必要が生じたようです。