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Weekly report

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 December Fourth week

  今年も残すところ、あと10日を切りました。いつも年初は張り切りますが、年末になると反省ばかりの日々になります。4度目の持病の再発も予想外でしたが、今年は本当に衰えを感じる一年になりました。

 変化論者の私ですら置いてきぼりを喰らうほど、世の中の変化の速度は上がっています。社会のITは日進月歩で進み、いまや子供ですらネットに繋がらずには生きていけない時代になっています。ネットに情報があふれ、情報を探すより選択する時代になっています。多様な情報の中で多様な価値観が生まれると同時に、正論が一人歩きします。正しいものは常に正しい、という偏った考えできちんと考え行動する人間を正論で総攻撃します。誤りを認めず、他人に非を押しつけることが自分の正しさの証明と勘違いしている人間が増えます。

 ネットの匿名はますます進み、正体が分からないからなにをやってもかまわない、という時代になります。まともな考えや行動を気晴らしで誹謗中傷し、人の痛みなど気にしない人間が増えています。権利の主張は凄まじいわりに、責任を持った行動はできませんし、思いつきの行動で結果が出ないことを他人のせいにします。

 考えるよりも思いつきが大切になり、発信する情報の質より量が勝負になります。誤った情報を大量に発信することが正しさとなり、きちんと考え論理だった説明を行う人間を情報発信が遅いと笑います。誰もが強者になりたがり、自分より弱いものを見つけることに必死になります。対等なものに対しては競争で勝つのではなく、相手を蹴落とすことで自らの優位を誇ります。

 いつからこんな時代になってしまったのか解りませんが、誰もにとって不幸な時代が始まっています。テクノロジーのもたらす素晴らしさよりも、自分勝手な解釈と我が儘で進歩の素晴らしさを毀損していきます。できないことは人のせい、できることは自分の才能と勘違いする人間が増え、きちんと努力する人間を否定します。他人の考えを都合良く奪い、成果は自分のためとする人間ばかりになります。

 何かが間違っているとしかいいようがありませんが、私には原因が分かりません。今年は本当に多くの方々に誹られ、陥れられ、騙された一年になってしまいました。古くから信用する人間からも裏切られ、人間不信しか残りませんでしたし、自分の事すら信じられなくなった一年だったように思います。騙される人間が悪い、といわれればそれまでですが、私は騙すより騙される方が人として正しいと思いますし、ダブルスタンダードと私利私欲で騙す人間のほうが間違っていると信じています。

 今年は本当にキツイ一年でしたが、来年は今年よりもう少しだけ穏やかに過ごせる日々があればと切望します。毎年静かに暮らしたいだけなのですが、いまさらながらに多くのことに巻き込まれ、やりたくもないことをやらされ、都合良く使われることで一年が終わってしまいます。天命に従って自分の正しいと思うことを粛々と行い、心静かに日々を過ごしたいと思っているのですが、なかなかそれを許してもらえません。しかし誰に傷つけられても誹られても、まっすぐ前を見て静かに歩みを進めようと思っています。非道や暴虐に耐え、ただ正しいことだけを行っていこうと思っています。人の道や天命に背けば、やがてその人間に天罰が下ることを固く信じて、一歩一歩前に進もうと思っています。

 来年は素晴らしい一年であることを心から願って、今年を静かに終えたいと思っています。