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Weekly report

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 January Fourth week

 新型コロナウイルスの第三波の影響は、相変わらず続いています。昨年末から緊急事態宣言で人の動きを抑えようと国は動いていますが、第一波とことなり自粛に協力する度合いが明らかに下がってしまい、緊急事態宣言の効果はあまりでていません。

 その中でとうとう日本でも、死者の数が5000人を超えてしまいました。海外のように一日数百人がなくなるような事態にはまだなっていませんが、それでも確実に死者の数は増えています。後遺症についても、罹患者の70%以上に味覚異常や倦怠感などが続いており、インフルエンザのような寛解にはならないこともわかってきています。

 ワクチンの接種ももうすぐ始まるようですが、医療従事者や高齢者への接種が終わるだけでも年内の時間がかかりそうです。一般の人間はこの夏から徐々に、ということですので、集団免疫を得るまでにまだまだ数年の歳月がかかりそうです。その中で変異種の状況によってはワクチンの有効性が損なわれる可能性も高いため、世界で新型コロナウイルスの影響が収束するまでには相当な時間がかかることを覚悟しなければなりません。

 そのような中米国では、バイデン新大統領が大統領としての執務を開始しました。トランプ政権が混乱に陥れた世界を元に戻し、同時に米国の結束を再び高めるためさまざまな施策に次々と取り組んでいるようです。トランプ元大統領が自らの私腹を肥やすため離脱したパリ協定も、再び参入する予定になりましたし、イスラム圏からの入国制限も、オバマ時代と同じく元に戻すようです。とはいってもオバマ政権時代に単純に戻すだけではバイデン新大統領の功績とはいえませんから、今後も矢継ぎ早に施策を講じていく者と思われます。

 トランプ元大統領への弾劾裁判も始まる可能性が出てきましたし、これまでの予測通りトランプ関連企業を封じ込められる可能性も出てきました。世界のためこういったことを実現してほしいともいますし、4年後の再選を目指しているトランプ元大統領の不正を暴き、さまざまな方法で収監してほしいと願っています。

 トランプ元大統領により、世界は再び不安定な時代に入ったといえます。米国の牽制が弱くなった中国は勢力拡大のため隣国の権利を蹂躙していますし、台湾を力ずくでも併合しようとしています。自治が認められていた香港も事実上支配下に置かれ、モンゴル同様名ばかりの自治区担ってしまいました。ロシアもプーチン大統領の独裁がますます大きくなっていますし、ヨーロッパの不安定さを起こす原因となっています。

 米国が世界の警察である、というのはもはや幻想以外の何者でもありません。それでも民主主義を守ろうとする人間が、中国やロシヤよりも多いですし力もあります。米国が本当の意味で世界のために活動を始め、不安定な世界情勢が少しでも安定に向かうことを、心から願いたいと思います。