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Weekly report

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 December Fourth week

 少し遅れてしまいましたが、本年最後の更新です。

 さて年末の忙しい時期10日の日に、海潜亭のメインの冷蔵庫が故障しました。海潜亭開業以来10年にわたり活躍してくれた冷蔵庫ですが、修理に10万円ほどかかるということだったので買い換えることにしました。とはいえクリスマスとお節の準備があるため、できるだけ納期の早い店を探しました。価格コムで一番安い店は納期に1週間以上かかるようだったので、楽天のヤマダ電機が入金後1〜3日出荷とあったため、ココで注文することにしました。

 しかしその後メールをいくら調べても何の連絡もなく日々が過ぎ、問い合わせをしても全くの無返答でした。さすがに困ったと思っていたところ、搬入条件等の連絡がないとメールが届きビックリしました。メールボックスや迷惑メールを見ても全く連絡がなかったのですが、このメールではメールに返信がないと催促しているため本当に驚きました。とはいえそのままでは冷蔵庫が到着しませんので、必要事項を記入して返信。その後何度も問い合わせをしましたが、まったくの音信不通。本当にメールは届いたのか、いつ冷蔵庫が来るのかが全くわかりません。楽天のフォームを利用して問い合わせても、全くのなしのつぶて。さすがに困りました。

 とはいえいつかは来ると思っていたら、到着は29日と連絡がありました。それも注文してから10日ほどしてですから、なにが1〜3日で出荷なのかと思いましたが仕方ありません。前日か当日の朝には連絡があるとのことだったため待ってますと、前日の夜に翌日18時〜20時着とのこと。もう少し早くならないかと交渉してみたものの、静岡方面から徐々に配達するため熱川は最後になり、どうしてもこの時間になってしまうとのことでした。

 翌日になって、夕刻まで年末の準備です。孫の家に年末に届くようお節も作り始めているため、冷蔵庫は必要ですので、早く来ることを願って待ちます。午後になって、運送会社から連絡がありました。なにやら事故があり、午前中の配達が遅れてしまったとのこと。したがって配達時刻が20時を回る可能性があるとのことでした。こちらとしては風呂や夕食時に到着すると困るため20時以降の食事を予定していましたが、急遽変更せざるを得ません。いろいろと予定を変えて、20時を待ちます。すると20時前にまた電話があり、21時以降になりそうとのこと。あまりにおかしいため現在の場所と状況を聞くと、海潜亭から2時間ほど離れた伊豆市での配達をこれから2軒行うとのことでした。

 いやいや20時前で伊豆市ですと、到着するまでに2時間弱はかかりますから21時どころか22時も回るのではないか、というと、ガンバリますとの一言。いやいやどう頑張ったって22時は回るだろう、とこちらが問い詰めると、23時になるかもしれないとのこと。まだ2軒の配達を行って23時って、不可能だろうとさらに詰問すると、24時を回ると思うとのことでした。さすがに24時を回っての配達はありませんし、近所迷惑であると同時に夜逃げに思われるだろ!仕方がないから明朝一番で持ってこい、というと、配送の順序があるのでやはり明日も夕刻になってしまうとの言い訳。ほとほと呆れてしまいました。

 結局こちらが根負けし、とにかく終わり次第もってこい!と言ったものの待つこと5時間。深夜1時に冷蔵庫は到着しました。海潜亭は法地(斜面)にたっていますし、冷蔵庫のサイズですと勝手口からは入りません。となると下から担ぎ上げになりますが、普通の家屋で3階分の段差がありますし、屋内もキッチンは2階。となると4階分の階段を冷蔵庫を持って担ぎ上げ・担ぎ下げをすることになります。途中疲れたあんちゃんが宅内の階段で冷蔵庫を落下させるという事故もありましたが、どうにか深夜2時前に作業は完了しました。

 作業完了後リサイクル料金などを支払った際に遅延の原因を聞くと、なんとトラックのバッテリー上がりでした。出発前にバッテリー上がりに気づき、出発したのが12時過ぎになったため作業が遅れたのが原因であり、夜半になって暗くなったことで作業がさらに遅れてしまったようです。これには呆れるしかありませんでした。

 その後ヤマダ電機からお詫びの連絡もなく、冷蔵庫が深夜に届いただけの結果となりましたが、さすがに企業としての姿勢は疑わざるを得ません。もともと出発が遅れた時点で配送の遅れは分かっていたにもかかわらず、その連絡や対応が一切できていません。さらに深夜になって配送指示などを行う事務方も帰宅してしまい、トラックの運転手の独断で作業を続けたことが問題と思いますし、そのフォローもできていないのがヤマダ電機の実情のようです。年末は忙しい、からこそきちんとした指示をする事務方の存在が必要になりますし、場合によっては他のトラックを応援に向かわせるといった実質的対応も必要でしょう。顧客をなめて届けばいいだろうというような商売をする企業は、やはりこの数年で厳しくなるだろうことは想像に難くありません。

 今回の件はある意味面白い状況でしたが、DXによっても置き換えられない人手が必要となる仕事のあり方を考えさせられる出来事でした。