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頑固な羊の動かし方 (11/26/2005) 

 ケヴィン・レーマン 草思社 \1,200

 ITAプロスタッフのK氏お勧めの書籍であり、読んでみたら本当に面白かったのでご紹介します。この本も今はやりの物語仕立てであり、マネージャやトップとして、どのように部下を管理すべきかの基本的考え方を教えてくれます。肩の凝らない内容であり、さらっと読めて、それなりのヒントが得られます。

 主人公が通うMBAスクールの教授が持つ牧場で、教授が飼っている羊を相手に、羊飼いとしての技を学ぶ形で部下の管理方法を覚える。それも知識としてではなく、体験を通した気づきという形で体得していく話であり、うなずける部分や疑問を解消してくれる場面が少なからずあります。ただし直接的なヒントと言うよりも気づきの世界ですので、知識的体系を期待すると外されますが。たしかにK氏のおっしゃったとおり、「反目する羊を食べてしまう」ところでは、笑わされました。

 部下のマネジメントに少し疑問を持った、ルーキーマネージャーへ。

いかに「時間」を戦略的に使うか (11/26/2005) 

 ダイヤモンドHBR編集部 ダイヤモンド社 \1,800

 時間に関する考え方の論文を集めた本です。ご存じの通り、ハーバードビジネスレビューに掲載された論文を集めたものですので、難しい論文も少なからずあります。しかし参考になる考え方も多く、時間について何らかの疑問を持っている方々には、役立つ書籍でしょう。多動空転(Active Non-Action)などという面白い概念を知ることができるのも、論文ならではでしょう。

 時間に関する問題は、プロフェッショナルであれば誰でも感じるはずです。日々の時間効率を上げ、仕事の効率を上げると同時に生産量を増やす。しかしその反面、あせりがつきまとい、結局無為に時間を消費していると痛感することは多いはずです。そういった方にとって、時間とのつきあい方や問題の解決のヒントとなることは間違いありませんので、ぜひお読み頂きたいと思います。

 時間の流れに負け続けているプロフェッショナルへ。