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■ジョニー君のレモネード屋台 (6/8/2006) 



ジェフ・M・ブラウン バジリコ \1,500
最近はやりの、子供に向けたビジネスの書籍です。米国の子供が行うアルバイトでベビーシッターと並んで入門的なのが、レモネード販売。そのレモネード販売をベースに、子供向けにビジネスのイロハが解説されています。
ビジネスの基本から設立準備、マーケティング、販売戦略、人材管理、資金管理から環境問題まで、下手なMBA参考書よりも盛りだくさんの内容ですが、何せ子供向け、短時間でエッセンスを十分学ぶことができます。どこかの出版社の簡易本を数冊読むなら、この本を読んだ方がずっと意味がある気がします。さらに私自身が個人的に共感するのが、楽しくビジネスを行うという積極的姿勢がものすごく明確なことです。いつしか部分部分の仕事でつらさに圧殺されている大人としては、こういったビジネスの楽しさを忘れていことに気付かされます。
これからビジネスをはじめる方、ビジネスの基本を知りたい方、必読!
■TENOHA秘傳 (6/8/2006) 

遠藤潔、前川寿住 経営情報戦略研究所 \15,000
1万5千円の書籍をお勧めにあげるのもいかがなものか、とは思いましたが、とりあえずご紹介します。
私の講座でもご紹介しておりますDMM、DFDなどをもちいたビジネス分析からシステム設計までの手法である「TENOHA」を解説した書籍です。執筆されているのは、私の友人であるラテン系オヤジの遠藤”パンチョ”潔氏です。遠藤氏のユニークさはさておき、彼自身はIT業界の神様というべき知性の持ち主であり、非常に明快かつ的確にさまざまな技法を紹介しております。
もともとこの技法は、我々のボスである松尾明氏を中心に考えたものであり、私も(株)BSスタディオ副社長であった頃に一部参加しておりました。その流れをくんでITコーディネータやEA(Enterprise
Architecture)等が作られていますので、その原点を学ぶことはこれらにかかわる流れを理解することになります。DMM等に関する解説書がない現状では、上流工程を学ぶ方ための有用な書籍かもしれません。
真剣に各種技法を学習したい方のために。