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■ライブドア監査人の告白 (6/25/2006) 


田中慎一 ダイヤモンド社 \1,600
事の真偽はわかりませんが、ライブドア事件を担当公認会計士の立場から書かれた本です。ライブドアによる不正の手口や手法、その法律的な問題点などを的確に記述しており、さらに会計監査人としての限界をも教えてくれる書籍です。
田口氏がライブドア社の監査に携わる経緯や、港陽監査法人の成り立ちと立場、さらに彼らがどういった姿勢で監査に臨んでいたかが明確にわかりますし、会計の素人にもわかりやすく(?)説明しようとする姿勢は伝わってきます。しかし私の知人である小林会計士がボロカスに記述されている点には苦笑させられましたが....しかしこの事件をキッカケに、公認会計士の資格を返上したことには驚かされました。プロとしては潔い行いと思いますが、反面実力がそれをさせていることがうらやましくもありますね。(そういえば私の仲間も、数年前に返上したものの、その後の成り行きで結局もう一回復活していましたっけ。) 田口氏の年齢と頭脳が記述させた書籍であり、若さとキレのある書籍といえるでしょう。
ライブドア事件と、監査の実体を知りたい方に。
■仕事を成功させる「芦屋式」コミュニケーション5つの技術 (6/25/2006) 

芦屋広太 ソーテック社 \1,500
Dr.ARON(エーロン)こと芦屋広太氏の最新書籍です。献本して頂いたので、コメントさせて頂くことにしました。
「人を動かす」「上手く断る」「上手く説得する」「部下を育てる」「説得力のある文章を記述する」という独自の5つの視点から、仕事を円滑に実施するノウハウをわかりやすく説明されています。人一つの内容は非常にわかりやすく、かつ具体例が豊富にあるため、仕事の達人になるヒントは多いように思います。
実は芦屋氏は、昔某金融基幹系ソフトハウス時代に情報処理技術者試験対策講座に出席されていた受講者でした。試験に合格された後、Dr.エーロンのホームページで、さまざまな方に受験ノウハウを提供されている人物です。こういった優秀な人物が次々と輩出され、ITの世界がよくなると本当にいいですよね。
仕事の達人を目指す方に。