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■なぜ、社長のベンツは4ドアなのか? (8/16/2006) 

小堺桂悦郎 フォレスト出版 \1,400
タイトルに引かれて買ったものの、肝心の理由がまったく書いていない、なんともまぁ、お粗末な本です。
要はベンツは企業の損金計上出来るから、そのメリットを書いてあるだけで、肝心の4ドアの理由はまったく触れておりません。(2回も読み直してしまった...)損金計上の仕組みすら知らない素人さんが読めば参考になるかもしれませんが、この程度のことを知らないビジネスパーソンは少ないように思います。(経費になるから外車、というのは誰でも知っているのでは...)私としては、2ドアではダメで、4ドアでなければならないという理由を知りたかったのですよ...(運転手を雇えるから経費計上がより有利に、保険の問題で社長そのものが運転しない方がよい、などといった特殊事情)
その後の章も魅力的なタイトルではあるのですが、内容は推して知るべしの世界であり、特に読む価値はないと思います。これなら、一緒に買った空想科学読本かいわゆるA級戦犯を読んだ方が時間の無駄がなかったように思います。
意味のない時間を費やしたい方に。そんな方はいないか....
■スウェーデン式 アイディア・ブック2 (8/16/2006) 



フレドリック・ヘレーン ダイヤモンド社 \1,000
以前ご紹介した本の、続編です。続編はだいたいガッカリさせられるケースが多いのですが、この本はさすがに違いました。感心の一言です。
前書と同様本当に日々のアイディアのヒントが満載であり、ちびている自分の感性や発想を思い起こさせてくれます。日々の中で何を大切にすることが新しい発想につながるのか、押しつけがましい論理や小難しい技法抜きですっと学ぶことができると思います。1ページを読みながら考え、Tぺーを読みながら感じる。これが本当に大切な瞬間として認識出来るはずです。
暑い夏で、脳みそが古めのウニのようになってしまった方へ。