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■コンサル成功物語 (9/2/2007)
浜口直太 インデックス・コミュニケーションズ \1,500
昨夜自宅に導入した46インチテレビで映画を観ながら飲んでいたら、すっかり二日酔いになってしまいました。今朝は仕事もできそうもないのでこの本読んでみましたが、ま、ビジネス小説としては比較的面白かったですね。しかし自伝とすると、あまりに嘘くさい...
この本の著者である浜口氏ですが、伝説の国際コンサルタントだそうです。ブログも見てみましたが、まぁありがちのタイプであり、私は苦手なタイプでしょうね。もう少し本人のノウハウを説明してもらえれば面白かったのでしょうが、自慢話っぽい展開が鼻につきますし、妙な説教臭さも気になりました。最近この手の「コンサル××」というタイトルの本が多いように感じますが、これも売れるからなんでしょうかね。
ということで、二日酔いの朝の暇つぶしには使えます...
■経営知能 (9/2/2007)
ジャスティン・メンクス 光文社 \\1,800
いつもはあまりお勧めしない堅めの本ですが、意外に面白かったのでご紹介です。(とはいっても二日酔いの頭ですからあまり参考にならないかも知れませんが...)
おそらくは私の主張と一致するところがあるのですが、いわゆる学力とビジネス力の違いを論じており、そのビジネス力を「経営知能」と名付けています。MBAの有名校を出たたくさんの経営者がいますが、経営的な問題を必ずしも適切に解決できないことが多いことをあげ、その根源に経営知能の欠如を指摘しています。反面MBAスクールどころか満足学校も出ていない有名経営者が、超一流企業群をつくりだすのも経営知能のなせる技であることを挙げています。その経営知能とは「業務遂行」「対人関係」「自己評価」の三要素を組み合わせたものであり、それらを測定し鍛える方法も提唱しています。私自身、自分の経営知能についてしばらく考えさせられました...
今後経営のポジションで、ビジネスに関わる可能性が高い方に。