Onomura SCuba diving Office

 

Diving Accident

 

 

 

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  【実際に起きる事故】

  • 窒素酔い

     ダイビングでは、圧縮された空気を水中で呼吸します。つまり空気の成分は、地上とまったく変わらず、その圧力だけが水中では異なります。空気の8割は窒素でできていますが、地上では人体に特に影響を与えることはありません。しかし圧力の高い窒素を吸い続けると、まれに窒素が体に影響を与えることがあります。これが窒素酔いです。

     窒素自身は無害なのですが、窒素酔いになると、酒酔いと同じような症状が発生します。たとえば思考が低下したり、動作が緩慢になる、あるいは意味不明のことを行ってしまう(マスクやレギュレータを外す)などです。窒素酔いは深度と深い関係がありますので、万が一窒素酔いの症状が出てきたら、少し水深を浅くするだけで簡単に症状が消えていきます。おかしいな、と思ったら、バディに合図をだして、即水深を浅くとることが最大の予防策です。

     

  • 足つり/けいれん

 水中で起きる事故とは言えませんが、足つりや筋肉のけいれんは、結構起きます。普段の運動不足や疲労、水温の低さなどさまざまな理由で、足がつることはあります。地上同様つった筋肉を伸ばすようにすれば症状は治まりますが、やはり頻繁につってしまうこともあります。運動不足の私は、まず間違いなく2本目のダイビングで足をつっていますし、たまに首や脇腹をつったりして、一人苦しんでいます。(苦笑)

 こればかりは、地上でのストレッチが原則となりますし、当然普段の運動不足に注意する必要もあります。(これは私だけではないでしょう?)つった場合は慌てることなく、痛みが消えるまで筋肉を伸ばし、その後早めにダイビングを終えることが大切です。