■初心者でも、絶対自分でそろえるべきもの
・マスク
まさしく水中に潜るための必需品です。シリコンゴムで整形されたフレームに、単眼(両目を1枚でカバーするガラス)、二眼(片目に1枚づつカバーするガラス)、複眼(なんと8枚構成のガラスもある!)のガラスと、ゴムのストラップがついています。レンタルもあるにはあるのですが、フレームが顔のサイズや形状に合わないと、隙間から浸水して「目っ、目がぁ!!」と苦しむことになります。水遊び用のおもちゃは顔にフィットしないですし、なにより水圧に耐えない可能性があるので危険です。かならずダイビング専用のものを買いましょう。ダイビング器材量販店に行けば、5000円〜1万円で買えます。
近眼の方でも、マスクにメガネ同様の度のついたレンズをいれることができるため、特に問題はありません。強度の乱視等の特殊なレンズを必要とする場合はオーダメードとなるため多少価格が高くなりますが、一般的な近視であれば、度付きレンズがダイビング器材ショップで売っています。(3000円〜5000円/1枚)ただしメガネとは視点距離(メガネ・マスクから目までの距離)が違うため、実際にレンズを顔に当てて視力を確認してから、レンズを購入した方がよいでしょう。
面倒な方は、私のように普通のマスクと使い捨てのコンタクトレンズを使う手もあります。ハードコンタクトレンズは水圧の問題で望ましくない、という意見があるのですが、ソフトコンタクトレンズの場合は、とくに問題はありません。もちろんマスク内に突然に水が入ってレンズが流されてしまう可能性も多少あるため、使い捨てレンズが最適と思います。もちろん水中でレンズを流してしまった場合は、そのダイビング中はぼやけたダイビングとなりますが...
・フィン
水中に潜るため、足につけるヒレです。これをつけずに水中に入った場合、ダイビング器材に対する水の抵抗でほとんど前に進むことができません。フィンにはゴム製、プラスチック製などさまざまな種類の物があります。最近では水中を効率よく進むために、切れ込みや水抜き穴を空けたもの、ドライスーツ用の重たい素材など様々な工夫をしたものも多いです。ダイビング器材量販店に行けば、8000円〜2万円で買えます。
・ブーツ
フィンの下にはくブーツです。フルフット型などの特殊なフィンを利用する場合にははかなかったりしますが、通常のフィンを使う場合には、靴ずれを防ぐために必須となります。またビーチなどでダイビングをする場合は、とがった岩や珊瑚から足を守るために、必須となります。意外と海辺の珊瑚はとがっているため、底の厚めの物が便利だったりしますが、水中での動作を考えると、柔らかめのほうが楽です。ダイビング器材量販店に行けば、3000円〜1万円で買えます。
★上記の三つの器材とスノーケルを、軽器材や三点セットとよびます。
・ログブック
ダイビングの講習、ならびにその後のダイビングの経験を記録するノートです。市販のものですと、安価なものであればノートタイプになっていますし、高価なものですとリフィルタイプになっています。講習時だけは各種団体の講習記録を記載する必要があるため安価でも正規のものをそろえる必要があります。その後はそのログブックを使い続けても、市販のノートやシステム手帳で自分なりのものを作成してもOKです。