■本格的に始めるならば、用意すべきもの
・BCD
空気の入ったタンクを保持し、同時に水面や水中で浮力を確保するために着用するベストです。そのほか水中で利用すると便利な小物や、安全のための様々な器具をポケット等にしまうこともできます。素材は厚手の化学繊維で、プラスチック製のタンクを保持するガイドと、インフレータホースというBCDに空気を出し入れする装置、ならびに空気を簡単に排出するための安全弁がついています。最近ではインフレータホース等をなくすなど、構造を劇的に変化させた特殊なBCDも販売されています。
レンタルも普通にあるのですが、BCDメーカによって浮力の発生方法が違ったり、空気の出し入れの操作方法が異なったりします。また体に合わないBCDは、浮力の調整が難しくなることもあります。一度購入すると意外と長持ちしますので、本格的に始めるのであれば購入を検討するとよいでしょう。
ダイビング器材量販店に行けば、3万円〜25万円で買えます。
・レギュレータ
レギュレータは、タンクの圧縮空気をその水圧に合った空気圧に調整し、呼吸を行えるようにする器材です。レギュレータは、ファーストステージといわれる圧縮空気を水圧にあった空気圧に調整する部分と、セカンドステージという口にくわえ、息を吸うたびに空気を提供し、吐くときには空気を止める部分で構成されています。通常はファーストステージにはセカンドステージ以外に、タンク内の空気圧や水深、方向を示すゲージといわれる器材と、バックアップ用のセカンドステージであるオクトパスと呼ばれる器材をつないで使います。
@ファーストステージ/セカンドステージ
ダイビング器材量販店に行けば、3万円〜20万円で買えます。
Aゲージ
ダイビング器材量販店に行けば、1.5万円〜5万円で買えます。
Bオクトパス
ダイビング器材量販店に行けば、1万円〜4万円で買えます。