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  • 2006年3月7日

【O社 プロジェクトメンバーシップ研修 最終回】

 5回という短いような長いような講座でしたが、ご参加いただきました受講者の皆様、本当にご苦労さまでした。私としては非常に短い講座であり、O社様側のご厚意で研修時間も長くさせていただいたにもかかわらず、結局十分に伝えたいことを伝えられないまま修了を迎えてしまったような感が残ります。

 IT環境のみならず、ビジネス環境が大幅に変わる今日において、昨日の正解は今日の正解とは言えなくなってきています。プロジェクト環境も日々変わり、顧客の要件や条件、態度も毎日変わります。またBRIC'S勢の攻勢により相対的技術力の落ちた日本のIT技術者にとって、これからがまさに正念場であり、今まで築き上げてきたものをすべて棄てる覚悟すら必要となる時代かもしれません。言われたとおりに仕事をするソフトウェアハウスやベンダーが必要なくなるのと同様に、言われたとおりにするプロジェクトメンバーも今後は淘汰される時代なのかもしれません。

 そんな環境においてプロジェクトを成功させるためには、メンバ一人一人の自律協調的行動が必須であり、それ以上にメンバ一人一人の意識と能力の向上が求められます。リーダやマネージャの指示を待つことなく、また自分勝手に行動をすることもなく、常に相手のために相手が望む結果を出す。そのために自己研鑽を怠らず、様々な観点から判断を下し自律的行動を行う。これがこれからのメンバーのあり方のはずです。そのメンバーとしてのあり方に気付いていただけるよう努力をしたつもりですし、全員の方がその意味合いを理解されたと信じています。

 皆様はcleverで行動力があります。その行動力を失うことなく、cleverさを磨いて下さい。そうすればかならずや皆様がプロジェクトマネージャの時には、プロジェクトは連戦連勝となるでしょう。逆に今、自分自身の存在や価値を認識出来ないメンバーは、プロジェクトマネージャを任ぜられても従来のやり方を踏襲するだけであり、意味のない管理と無駄な行動から失敗を引き起こし、やがては競争の中で負けていく結果になるでしょう。

 しかし当日朝、Messageでもご紹介したとおり急な病になってしまい、それを無理矢理おして講座を行ったため、いつもの講座品質が保証出来なかったかもしれません。本当に申し訳ありませんでした。幸いなことに不調さを外見から気付いた方はいなかったと思いますが、心理的な動揺や一部話し方が聞きにくい部分が残ったかもしれません。本当に申し訳ありませんでした。

 ということで、本当に最後まで真剣にお付き合いいただき、本当に有り難うございました!

 皆様のご活躍、お祈りしております!!