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  • 2009年4月21日

【J社 新人研修】

  今年も130名弱と非常にたくさんの方を対象にお話しさせていただきましたが、ご参加いただきました今年度新人の皆様、本当にご苦労さまでした。また講座を運営いただきましたS様、O様、そして昨年、一昨年の新人だった皆様、本当に有り難うございました。

 導入研修から技術研修に変わった初日とはいえ、この大幅な変化に戸惑われた方も少なくないと思います。怪しいオヤジの宗教的講座がなぜ技術研修、と思った方も少なくないのではないでしょうか。しかしITの世界がこれだけ変化している現在、これまでの常識的な知識と考えだけでこの混沌とした状況を乗り越えることは難しくなっています。皆様に要求されるのはプロフェッショナルとしての実力であり、その実力を身につけるために今この瞬間から努力を始めなければなりません。

 数年前私を貴社の新人研修にご指名いただいた皆様の大先輩であるK氏は、この変化を俊敏に感じていた方です。ともすれば型にはまりがちな新人に、何か刺激を与えなければならない。激変するIT環境の中で、間違いなく優秀な人材の実力を遺憾なく世界で発揮させるためには、新人のうちから高い志と努力を厭わぬ強い心をもたせなければならない、K氏はそう考えたと思います。だからこそこの怪しいオヤジをご指名いただいたのでしょうし、現に昔私自身がネクタイをして研修に赴いただけで不機嫌でした。だからこそその熱い思いを皆様に伝えるべく、必死で一日頑張ったつもりです。(その熱気が何かを知らせたのか、講座修了後偶然K氏とお会いすることも出来ましたし、久しぶりに盃を交わすことができました。)

 皆様の可能性は皆様が決めます。自分の実力を小さく限定して描くのであれば、それが皆様の可能性です。だからこそ世界の誰よりも大きく自分を描き、その自分になるための努力を始めていただきたいのです。皆様が住む世界は皆様が思うよりずっと自由で、無限の可能性に溢れています。そのチャンスをつかむのは皆様の手であり、見つけるのは皆様の目です。無限の可能性を追い続けるためには皆様の足が必要ですし、なによりそれらを感じる感性と追求し続ける頭脳が要求されます。だからこそ、新人の今から、ぜひともそれを鍛えていただきたいのです。

 「Stay hungry, stay foolish」

 S・ジョブスは、スタンフォード大学の卒業講演で、こう締めています。そのスピーチでジョブスは、「自分の内なる声や心、直感を信じる勇気を持つ」ことを力説しますし、「他人の人生を生きてはいけない」とも説いています。私もそうありたいと常に思っていますし、そのために努力を続けています。皆様の諸先輩にも、その努力を続けている方を知っています。講座でお話しした昨年のH君も、努力を続けてくれています。

 自分の可能性を信じれば、皆様がなりたい自分になれる。再来月お会いしたときに、その努力が皆様を成長させていることを願っていますし、皆様の目が一段と鍛えられていることを、心から祈っております。

 再見!