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  • 2007年4月26日

【各社新人研修視察】

 今年の新人研修ですが、4月中盤で私の担当分は一旦終了したため、先週からITアシスト社の経営者らしく、各社の新人研修を視察して回っています。各社研修担当の皆様、お忙しい時間にお邪魔をし、本当に申し訳ありません。また本年度の新人さんも、デブヒゲ親父が視界を横切ることがありますが、ご勘弁下さい。

 久しぶりに講師以外の立場で講座を見ると、いろいろな発見があります。各クラスとも講師の熱のはいる講義と、ひたむきに吸収しようとする新人さんとのせめぎ合いが見られ、ついつい引き込まれます。私とは違う講座展開に驚いたり、新人さんの素直な反応に心打たれることもあります。各講師が受講者の気持ちを考え、様々な工夫をしていることを感じますし、その効果があったり無かったりと一筋縄でいかないのがこのビジネスの特徴です。

 正直に思ったのは、今までの教育ビジネスのあり方に反旗を掲げ今日までITアシスト社で頑張ってきたつもりでしたが、いつしか今までの教育ビジネスのあり方と同じ失敗に陥っている自社の状況に気付くことができたことが、今回の収穫でした。厳しく講師を厳選し各社に提供しているつもりであったものの、現実はやはり実力不足の講師がいたり、工夫が空回りしている講師がいることも事実でした。ある講師に至っては、私が学生の時勉強嫌いになった理由をすべて思い出させてくれました。我々がここにいるのは、こういった講師を撲滅するためであるにもかかわらず、それを垂れ流してきた自分に一分の言い訳を見つけられない自分がいました。

 何よりの発見は、我々は教師ではなく、サービス業であることを再認識できたことです。サービス業である以上、「有益である」「役に立つ」話をするのは当たり前であり、それ以上の何かを提供出来なれば、それは価値の低いものになってしまいます。その価値が何かを今後も見極める必要があるでしょうし、それは個々人にとって違うものを提供するのかもしれません。しかし我々は、価値のある何かを提供出来なれば、並以下になることだけは事実です。

 今後も皆様にとって少しでも価値のある講座を提供出来るよう、弛まぬ努力を続けなければならないと強く認識した一週間でした。 多謝!