【O社 プロジェクトメンバー育成研修 最終回】
5回にわたる講座でしたが、ご参加いただきました皆様、本当にご苦労さまでした。また講座をご担当いただきましたM様、
毎度お世話をおかけしましたが本当に有り難うございました。
ITのプロジェクト環境は、いま劇的に変化しようとしています。時代の変化の速度よりも早く、技術やビジネス環境が変化します。原油や原材料価格の高騰は企業の業績を逼迫させ、その結果としてコストカット要求が激しくなります。日々のビジネス改善が必須であるこの状況は、仕様の変更を常に生み出します。プロジェクトのリスク要因は日々増えつつありますし、技術環境の進歩はいうに及びません。
このような激変する諸環境の中で、プロジェクトはきちんと結果を出し続けることが要求されます。となると、そこで一番重要になるのは、そこに働くヒトになります。
変化を起こすのもヒトであれば、変化に飲み込まれるのもヒトです。そしてその変化をコントロールできるのも、ヒト以外にはないのです。プロジェクトに参加する人、それはメンバーです。となると、皆様一人一人がその力をつけ、プロジェクトの本質を見極め、自律的に行動すれば、からなずやプロジェクトの変化そのものをコントロールできるだけでなく、プロジェクトの成功にもつながるのです。
日々一生懸命仕事をこなすだけでは、本当の意味のプロジェクトメンバーとは言えません。プロジェクトの目標を念頭に置き、一人一人が持てる力をすべて振り絞って全力で仕事をこなす。その上で究極の自律から生まれる協調をコントロールする。これが今後のプロジェクトメンバーのあり方です。となれば、一人一人のポテンシャルを最大限に発揮できるよう、日々自分に不足しているものを内省し、日々のなかで積極的に技術と知識を習得し、それら体得したすべてのものを積極的に使いこなし、自律的行動によってチームに貢献する必要があるのです。
本当に5日間、ご苦労様でした。またリーダやプロジェクトマネージャコースでお会いできることを、楽しみにしております。