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  • 2008年5月16日

【O社 新人研修】

 5日間にわたる講座でしたが、ご参加いただきました今年度新人の皆様、本当にご苦労さまでした。また講座をご担当いただきましたM様、 K様、本当に有り難うございました。

 皆様を取り巻く環境は、様々な意味で変化しています。就職氷河期を超えた社会に出た皆様。ゆとり教育を受けた皆様。景気が踊り場を迎え、世界的に資源を中心とした不穏な状況が始まった社会に出た皆様。ITの劇的変化の中で世に出た皆様。この環境は我々にとって未知のものであり、皆様が今後どのような荒波に巻き込まれていくのか、私には想像ができません。劇的な変化は容易に想像できますし、この状況を見る限り変化速度が鈍化するには、相当な時間がかかると思われます。逆にこの変化の速度や幅が、今後より大きく早くなることも想像に難くありません。

 そういった時代のなか、皆様は社会に出ました。私に出来ることは、その荒波の中で生き残るための秘訣を教えることだけでした。これまではたくさんの大人が皆様を守ろうとしましたが、今後は皆様の身を守れるのは自分と仲間だけです。そのため、まずは個々人の力を上げなければなりません。これまでのように提供された知識を単に覚え、それを再現するだけでは生き残ることは難しいでしょう。いままでの優秀さに頼ることなく優秀な潜在能力を全開し、新たなる努力を今日からはじめましょう。

 そのためにはまず、ご自分の目を鍛えましょう。良好なプロセスを行うためには、まずは良質の情報をたくさん入力する必要があります。その上ですべてに興味を持って考えてみる。思いつく、思いこむことを控え、じっくり考える。短絡的な答えを信じることなく、さりとて他者に答えを求めることもなく、じっくりゆっくりご自分の考えを作っていきましょう。一見遠回りなこの方法が、やがて皆様に無限の可能性をもたらすことを、私は知っています。努力はご自分のものであり、それを信じた人間のみがその結果を享受できます。目先の変化や他人の良策・奇策に惑わされることなく、ご自分を信じてひたすら努力を続けて下さい。

 また講座後の飲み会、ならびに最終日の打ち上げにお付き合いいただきました皆様、本当にご苦労さまでした。皆様にはエクストラでさまざまなことを教え、伝えたつもりです。そのアドバンテージを活かし、是非今日からさらなる努力をはじめましょう。少なくとも最終日に最後までつきあった若者は、その意味を理解できなかったことを思い知り、あの場所で何が起こっていたか、あの場所に何が見えたかを考え続けて下さい。

 ということで密度の濃かった5日間、本当にご苦労様でした。元気な皆様に再会できることを、心から楽しみにしております。