【R社 IT技術者のための提案書作成ノウハウ】
2日間にわたる駆け足の講座でしたが、ご参加いただきました皆様、本当にご苦労さまでした。またにわか障害者の私をあたたかくご支援いただきましたK様、本当に有り難うございました。
岡山の名門財閥グループである皆様には、首都圏のSIerとはちがったビジネスチャンスが
溢れています。新しいITの実験サイズとして適切な広さをもち、多方面にわたる複合サービスを提供しているのが皆様の会社が置かれた環境です。東京で協業を考える場合、その利害調整や実験範囲を決めるだけで多大な労力と時間がかかります。しかし皆様はそれらを容易にクリアできる環境にありますし、その実験成果を世界に普及させられる可能性を持ちます。
しかし同時に、経済規模やビジネス慣習の閉塞性により、そういったアイディアを本当に発揮できるのか疑問も多いと思います。提案をしても受け入れられない、せっかくのアイディアを受け入れてもらえないどころか、まったく評価されない、こういったことも続くでしょう。古い文化が新しい文化を受け入れず、皆様は閉塞感と可能性の低さにあきらめの気持ちが生まれるかも知れません。
私は知っています。いずれの古い文化も、新しい文化を拒否します。年齢を重ねれば人は保守的になりますし、新しいアイディアの危うさ指摘したくなります。その行動が皆様の気持ちを萎えさせることは理解できるのです。
しかし同時にそれは、新しい文化の胎動を強めることも知っていますし、その圧力がアイディアの質を高めることを私は知っています。何の抵抗もないなかで安易に実現されるアイディアはもろく、そういった圧力を乗り越えた骨太のアイディアが逞しいことを私は知っています。そしてその骨太なアイディアが世の中を変え、多くの人々を救うことを私は知っています。だからこそ皆様はご自分の優秀さを信じ、日々努力を重ね、岡山の地から日本を変えていただきたいと思うのです。
たかが提案ですが、さりとて提案です。その技術を武器に、皆様の優秀なアイディアで岡山を変え、やがてはそのモデルが全世界で利用される日が来ることを、遠く離れた東の地で、私は楽しみに待ちたいと思っています。
皆様の弛まぬ努力の末の変革とご活躍を、心から願っております。
本当にご苦労さまでした!