Onomura System Consulting Office       

osco top


.
Special Thanks!

next

back

 

  • 2006年7月21日

【KI社 プロジェクトマネージャ育成】

 2日間に渡る盛りだくさんの講座となりましたが、ご参加いただきました皆様、本当にご苦労さまでした。いつのまにか貴社の昇進条件とされていたため、今回は非常にたくさんの受講者になりました。相対的に時間がかかり皆様の講座進行にやや支障が出るかもしれませんが、皆様の活力を信じて頑張りたいと思います。是非ともご協力をお願いいたします。

 近年のプロジェクトマネジメントばやりで、世間で多くのプロジェクトマネジメント教育が行われています。しかし現場にいた人間としては、やはり昔のやり方は必ずしも通用しない世界がはじまっています。プロジェクトマネジメント技法の多くは、大型汎用機を中心としたウォーターフォール型開発をベースとしており、歴史的な裏付けがあります。しかしそれらの方法は、現在のような開発プロセスやビジネス環境を考慮したものではありません。BRIC’Sの台頭でもお分かりの通り、ITビジネスにおいてこれらを無視したプロジェクトはもはや存在しませんし、それらの環境に対する有効なマネジメント技法はまだまだ未発達です。
 有効な手段は、変わりゆく世界ではすべての事象に有効とは限りません。逆に他でダメでも、特定の事象にだけ有効な手段も存在します。だからこそ正解を探そうとするのではなく、常に自分のプロジェクトに有効となる手段を考え続け、さらに革新する気持ちを持つようにして下さい。

 二日間に渡る講座は、やや常識に縛られがちな皆様の世代に上記のメッセージが伝わるよう頑張ったつもりです。そのため講座がやや冗長になった感もありますが、皆様には十分意図が伝わったように思います。進行の遅れは徐々に取り戻しますので、是非ともご協力をお願いいたします。

 ご心配の宿題ですが、プロジェクトマネージャとしての考えが明示出来ていれば問題ありません。正しい答えを探そうとするのではなく、自分はこう考える、という点を明確に、相手の知りたいことを相手がわかるように書く、という基本を守って実施していただければと思います。

 それでは、次回を楽しみにしております。