【M社 プロジェクトマネージャ育成講座 第1回】
はるか10年前にお会いした受講者であるK様のご尽力により、この度プロジェクトマネージャ講座を開催することができました。ご出席いただきました皆様、本当にご苦労さまでした。また開催に向けて本当に様々なご苦労をしていただいたK様、本当に有り難うございました。一風毛色の変わった講座で参加された方皆様が戸惑ったとは存じますが、それでも最後までお付き合いいただき本当に有り難うございました。
実は今回のプロジェクトマネージャ育成講座を開催するにあたって、私自身密かに考えていたことがあります。それは変化するビジネス環境の中でプロジェクトマネジメントはどうあるべきなのか、今回は皆様にたくさんの疑問を投げかけ、その中で積極的な討議を行い、よりよいマネジメントを我々の手で発信したいということです。はるか10年前、皆様の母体となるべきMD社の頃にキッカケをいただいたシステムコンサルタント育成講座は、現在多くのSIerで開催されており、その卒業生がコンサルの世界に従事したり、部門を構成しコンサルティングの世界に新しい風を起こしています。私の投じた小さな一石が波紋を生じ、現在のIT業界にさまざまな影響を与えることができているのです。
ならば今回、もう一度皆様の環境をお借りし、今度はプロジェクトマネジメントのあり方を一から考え直すことができるのではないか。その考えはやがて多くのSIerの基本となり、現在の過酷なプロジェクト環境を少しでも変えられるのではないか。そんな期待を抱いて今回の講座を始めさせていただきました。東京の中心から少し離れた地で、その豊かで思索に適した環境で、新たな発信ができるのではないか、私自身は正直心から期待しています。私はプロジェクトマネジメントの第一人者でもありませんし、皆様以上に不勉強なところもあります。なにより一線から引退したことで、本当の意味でプロジェクトを理解できていないのかも知れません。だからこそ、いままでよりずっと客観的にプロジェクトを眺めることができるのではないか、皆様やメンバーそして何よりクライアントを楽にするために、我々が変われるキッカケを見つけられるのではないか、と考えています。
もちろん私の勝手な思いで、皆様を惑わせることはしませんし、世間一般の講座よりずっと為になる内容にすることはお約束します。しかし今回はせっかくご尽力いただいたK様のご期待にお答えする意味でも、あえて新しいプロジェクトマネジメントの姿を、皆様と考えていきたいと思っております。
ということで第一回が終わったばかりですが、今後の11回、皆様よろしくお願いいたします。