【I社 プロジェクトマネジメント育成講座 最終回】
駆け足のように早かったこの研修ですが、受講者の皆様のご協力を持ちまして無事最終回までたどり着くことができました。ご参加いただきました受講者の皆様、本当にご苦労さまでした。また最後まで講座運営をご支援いただきましたO様、本当に有り難うございました。
変化する環境の中で、ソフトウェア開発のみならずIT分野のすべての仕事が変わろうとしています。景気はやや上向きなものの、相変わらず強いコスト圧力はありますし、プロジェクトの期間は年々短縮されます。どこかの企業が言い出したように、生産性向上によるコスト削減や期間短縮は今後の大きな流れになりますし、新しい品質にもとりくまなければなりません。
しかしながら、どのように環境が変化しようとも、人はそんなに早く変化することはできません。人の変化はその変化後が望ましい場合のみに早く起きますが、通常はあらゆる変化の中で一番時間がかかるものです。その人を相手にする、これがプロジェクトマネジメントの基本となります。生ものである人を以下に上手に扱うか、それがプロジェクト成否の鍵とも言えます。ムチと権力による圧政を望むのではなく、自律協調の組織のもと昼行灯をめざす。これが皆様が目指すべき方向です。従来の因習にとらわれることなく、プロジェクトに参加するあらゆるメンバーが「楽」になるよう、プロジェクトマネージャとして昼行灯を目指して下さい。そのために、日々の弛まぬ努力をお願いいたします。
それでは、皆様との再会を楽しみにしております。