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  • 2009年11月25日

【O社 プロジェクトメンバー育成講座 最終回】

 長期間にわたりましたが、意外に駆け足の講座となってしまいました。ご参加いただきました皆様、本当にご苦労さまでした。また毎度毎度講座をコーディネートいただきましたM様、毎回本当に有り難うございました。

 プロジェクト環境を含めて、ビジネスやIT環境は現在劇的な変化に巻き込まれています。昨日上手くいった方法が今日は破綻する、昨日優秀だったメンバーが今日は力不足、このぐらいの速度で世の中は変化し、その変化の中で生き残ろうとすべての企業が必死に活動をしています。

 その中で我々のプロジェクト環境も日々変化しており、従来のプロジェクトマネジメント技法が適用できない状況が始まってかなりの時間が経っています。経済は縮小し、プロジェクトサイズは短期低コストになっていますし、それぞれのプロジェクトの要求度の高さに反して日程も費用もほとんど余裕がないというのが、この時代の特徴といえるでしょう。正に我々は今までの考えをリセットし、新たな時代のプロジェクトを再構築する時代に入っているのです。

 そこで一番大切になるのが、プロジェクトの基本単位であるプロジェクトメンバーです。正に皆様の意識と考え方を変えれば、この変化を乗り越えることが可能ですし、その豊かなアイディアと実力を生かせば、世界のトップレベルのプロジェクトを創出することが可能になります。逆に今まで通り言われたことをいわれたようにやっているだけでは、変化の中で一人一人が淘汰される可能性も低くはない時代になっています。となると、皆様自身が自律協調型プロジェクトの独立した強い個となることが、皆様のためになることであり、それがプロジェクト成功の秘訣でもあるのです。

 この五回の限られた時間で、この状況を乗り切るための考え方と観点を必死にお伝えしたつもりです。皆様の考えを変え、ものの見方を教えることに、すべての力を使ったつもりです。もちろん十分というにはあまりに時間が足りませんが、さりとてその一歩としては十二分にお伝えすべきことを伝えたつもりです。今回五回で学んだことを礎として、皆様がさらなる努力と研鑽を続けられることを期待しますし、それが皆様がこの世界で生き残り世界に羽ばたく第一歩になることを私は信じています。

 ということで力不測だったかもしれませんが、毎回熱心にご参加いただきました皆様に、心から感謝いたします。しかし講座の最後に、何名もの方から「先生が実施しているこれ以外の講座には、何があるのですか?」というご質問を受けたことは、本当に嬉しく感じました。きちんと伝えるべきことを伝えていれば、わかってもらえるということを痛感させられました。皆様のおかげで私は生かしていただいてますし、だからこそ、皆様の前に立てる機会を少しでも多く作らなければ、と感じる瞬間でした。

 また皆様とお会いできること、楽しみにしています!