10月第4週目のWeekly reportです。
先週末サイパンより帰国し、週末から業務再開しております。とはいえしばらくは片付けやら何やらでごちゃごちゃしておりまして、完全復旧までは二週間程度かかりそうな雰囲気です。日本はすっかり秋であり、例年よりも過ごしやすさを感じます。とはいえこれから徐々に寒さを増して、今年も終わりに近づくのでしょう。本当に日々の早さを感じます。
とはいえ日本に帰ってくると、マスメディアの情報の多さに辟易とします。サイパンでは世界中のチャネルが見られますが、日本語はNHKの海外放送のみ。したがってニュースそのものが少ないですし、見られる番組も限られています。
NHKの海外向けに放送されているのが、これが見事に日本の現状とずれたものが多いです。日本を懐かしむお年寄り世代が視聴するせいか、ほんとうにこれが昔の雰囲気ばっかり。対談番組では多くの女優や歌手が和服を着ていますし、落語では落語家が着物、音楽番組は民謡やら演歌ばっかりです。朝の連続ドラマ「だんだん」は、京都の舞妓ですし、これもまた日本の実態とはかけ離れています。これじゃNHK海外放送を見た外人が、日本の姿を誤解してもむりはないな、と感じる日々でした。
それに対して日本に帰ってからは、本当に情報量の多いこと。ものすごく多くのチャネルから商品やサービス、メディアに関する情報が垂れ流しですし、ありとあらゆる情報がいろいろな形で提供されます。ニュース一つとっても、その切り口や解説内容は無限と行ってもいいでしょうし、それが何度も何度も繰り返されます。このような状態をあたりまえと感じて育つのであれば、若者が受動的になるのは間違いありませんし、それに対して批判的な目を持ったり、疑うといったことがなくなるもの無理はないように感じます。
さて今月も2/3消化。のこり二ヶ月と少し、こちらも少し出力を高めていかなければなりません。
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今週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。
・契約書作成 法的リスク警告 NTTデータ 表現点検ソフトウェア
・データセンタ 省エネ競う 富士通:空調の配置工夫 日立:機器稼働と連動
・ユニクロ 一人横綱 衣料市場不振でも好決算 柳井流で原点回帰
・トヨタ「iQ」救世主なるか 逆風化に意欲作 環境対応で需要創造
・「セイコー」「シチズン」社名をブランド名に 中高級に的 スイス勢の席巻に危機感
・マツダ、猶予なき自立 フォードが株売却検討 共倒れ回避急務に
・デジタル一眼、大幅に小型化 光学部品減らす ファインダー液晶使い電子化
さて来週は、どんな一週間なのでしょうか。