11月第3週目のWeekly reportです。
景気の減速感はその勢いを止めることを知らず、年末に向けて暗い日々が続いています。とうとう私のビジネスにも影響が生まれそうで、来年に向けて研修が減らされそうな感じがしてきました。いよいよ小野村事務所もおしまいか...と暗い気持ちが湧くのは事実ですが、この数年の忙しさから考えると少し休むのもいいかもしれません。なにせ学校と著作がまったく手つかずになっていますので。
しかしこのところPCがやたらと故障し、その対応で毎日苦労しております。今週もメインマシンが起動できなくなり、その修理に時間を取られました。もともとUSBの調子が悪かったのですが、完全に死んでしまったと思ったのは久しぶりです。
原因はマザーボードのボタン電池の消耗だったのですが、これまでも非常に立ち上がりが不安定なマシンだったので真剣に原因を調べてしまいました。その結果もともとの問題はBIOS
の不良であり、その道では有名なDELLの「USB地雷」現象であったようです。
ボタン電池の交換とBIOSアップデートをかけましたが、今ひとつ立ち上がりが遅いのが難点であり、根本的な問題は解決できていないのかも知れません。まいったのはBIOSのアップデートのせいか、これまで認識してきたUSB機器がみんな認識できなくなり、プラグアンドプレイも上手く機能しなくなったことでした。それぞれの機器のドライバを削除し、再度インストールしたため、本当に手間がかかりました。
また自宅のレイドサーバもディスクがいかれてしまい、久しぶりにハードディスクの交換を行いました。完全にハードディスクが死んだのも久しぶりであり、どうもこのところ機械の神様との相性が良くないようです。それ以外にもiPhoneの調子が悪くなったり、某リッピングソフトでモバイル版映画がつくれなくなったりと、原因不明の事象が立て続けに起きています。
いつも思うのですが、こういう作業を行っていると自分が「元IT技術者」であることを思い出します。と同時に本当に一般の人だったら、こういう場合どうするんだろう、ということです。その意味ではまだまだIT関連機器の操作や運用は難しいと思います。反面生活そのものにこれだけIT機器が普及してくると、こういった問題が生じる可能性は幾何級数的に上がっています。これを過渡期と考え改善されることを待つのか、それともそれは今後も起きうるという観点に立って新しいサービスを考えるべきなのか、そこが焦点になりそうです。私としては、やはり後者の立場であり、どこかの企業がこういったサービスをはじめるべきと考えていますが、そこが私が関与しているSIerさんであることを期待しています。
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今週面白かった日経産業新聞の記事は、以下の通りです。
・廃棄TV1800万台も アナログ終了 11年問題 あるれるブラウン管
・イー・モバイル 初の2位 10月、PCセット販売奏功
・電機業界、生き残りの再編 稼ぎ頭の「旬」短命化 TVや携帯 成功の方程式消滅
・人間の血が流れるヒツジ 「動物向上」で臓器作製
・米家電「小売り優位」に拍車 サーキット・シティ破綻 日本の電機各社 打撃
・NTTコム 新興国の営業網拡充 モスクワ・マニラに現法
・国内情報システム大手4〜9月 景気原則化でも業績堅調 サービス事業の需要増
・ドコモ"財閥" 英断か過信か 印タタ系に2640億円出資
・米IT「勝ち組」にも影響 インテル:堅調守りきれず減収へ
・電機再編 「JVC・ケンウッド」1か月 悔しさバネに事業創出 目指すはオンリーワン
・THINKフィットネス 朝6時〜深夜零時営業 出勤前などの需要見込む
・液晶パネル厳しい冬 米司法省、国際カルテルで罰金
さて来週は、どんな一週間なのでしょうか。